企業のIT活用/検索エンジン/SEO

検索エンジンの検索結果を変える方法(2ページ目)

Yahoo!やGoogleの検索結果に表示される文章のことを「スニペット」と言います。このスニペットはどうやって表示されるのでしょうか。変える方法はあるのでしょうか。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

Yahoo!やGoogleの検索結果の文章を変更するには

サイトを作る側としては、検索結果に出てくるスニペットの文章を的確にすれば、もっとサイトへのアクセスが上げられると期待できます。

このスニペットはどうやって作られるのでしょうか。
基本的にはページ内の文章が使われます。検索エンジンでユーザーからの入力を期待しているキーワードがあるのなら、ページに記載するキーワード周辺の文章が重要です。

例えば、工務店向けにホームぺージ制作を得意としている大阪の事業者なら、地場の工務店から「ホームページ制作 工務店 大阪」とキーワード入力されることを想定し、「大阪で150件以上の工務店向けホームページ制作実績があります」という文章をページに入れておきます。

キーワードに対して、スニペットにこういった文章が表示されると効果的でしょう。Googleの場合は入力されたキーワード間のページ内での近接度を分析していますので、キーワードが近くにまとまっていることが大切です。

またキーワードに一致する語句を多く持つページほど、上位表示されますので、キーワードの数も重要です。ただし数が多すぎると検索エンジンはスパム行為と判定します。

メタタグやODPの情報も使われる

以前に比べると影響は少なくなりましたがメタタグも重要です。

メタタグの「keywords」にはページの内容にあったキーワードを重要度順に記載します。たくさんのページがあるサイトでは、更新が面倒なので全部同じキーワードにしていますが、ページの内容と関係がないキーワードが入ることになります。ページの質を向上させるには見直した方がよいでしょう。
例:「content="工務店,ホームページ制作,大阪"」

「description(記述)」にはページの内容を的確に表現します。
例:「content="大阪で工務店向けホームページ制作を行っている○○社"」

Yahoo!カテゴリーの紹介文も使われる
Yahoo!カテゴリーの紹介文も使われる
Yahoo!の場合、Yahoo!カテゴリーの紹介文も使われます。

Yahoo!ビジネスエクスプレスを使って登録し、業務の内容などが変わって紹介文とあわなくなってきた場合はYahoo!に修正依頼を出すとよいでしょう。
→ Yahoo!ビジネスエクスプレス

Open Directory Project
Open Directory Project
「Open Directory Project(ODP)」の情報もスニペットに使われています。「Open Directory Project」は世界規模のボランティアのエディタが人の手によって編集しているディレクトリ(Webサイトのカテゴリー集)です。

Open Directory Projectの情報が使われる
Open Directory Projectの情報が使われる
ユーザーが参加して作り上げる百科事典プロジェクト「ウィキペディア (Wikipedia)」によく似ています。ボランティアの手作業によって、全体として質の良いカテゴリー集が作り上げられています。

Googleで検索すると少し字下げして2つスニペットが表示される場合がありますが、上に表示されるのがODPに登録されている情報です。
→ Open Directory Project


関連ガイド記事

→ Googleで自分独自の検索エンジンを作る
→ Yahooサイトエクスプローラーへ登録
→ 自社サイトに入力されたキーワードを分析
→ 間違いだらけの検索エンジン登録
→ Googleストリートビュー検索数が多い県は?
→ Yahhoという検索エンジンがあった
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