メカトーフの法則とは
メカトーフの法則の事例 楽天トラベル |
「メカトーフの法則」とは「ネットワークの価値は、ユーザ数の二乗に比例する」という法則でインターネットの発展の説明などによく使われています。
ネットワークの価値が増大すことにより、さらに利用者が増え、利用者が増えることにより、また価値が増すというスパイラル(螺旋)を起こしていきます。
1996年 「ホテルの窓口」がスタート
「メカトーフの法則」の例の一つに「楽天トラベル」という総合旅行予約サイトがあります。もともとは日立造船コンピュータ株式会社の新規ビジネスとして「ホテルの窓口」という名前で1996年にスタートしました。当初はインターネット黎明期で苦戦しましたが、電話せずネットで予約ができ安く泊まれる。また泊まった人の感想が掲載され、それがホテルを選ぶ参考になるなど、使いやすいシステムに改善していくことで、ビジネスマンを中心とした利用者がどんどんと増えました。
1999年「ホテルの窓口」から「旅の窓口」へ |
こうなるとホテルの予約だけではもったいないと航空券等の切符手配など旅をキーワードにしたサービスを開始し、サイト名を「ホテルの窓口」から「旅の窓口」へと変更します。
サービス内容が増え、利便性が高まり、また価値が増えるというスパイラルが起きました。価値が高まった「旅の窓口」は、323億円で2003年に楽天に買収され、現在の「楽天トラベル」になっています。
マッチングサイトにも「メカトーフの法則」の事例があります。
マッチングサイトで外部委託できる事業者を探す
外部委託できる事業者を探す |
多いのが経営者の口コミです。同業者などの集まりで評判を聞くと、「けっこうリーズナブルにできた」「あそこに頼んだけど失敗だった」といろいろな事業者の評価が返ってきます。
身近に気軽に聞ける集まりがない場合はマッチングサイトを利用します。「楽天ビジネス」には一括見積り依頼機能などがあり、使いやすい工夫がされています。その他に商工会や商工会議所の会員であれば無料で使えるマッチングサイトがあります。それが「ザ・ビジネスモール」です。
ザ・ビジネスモールとは
マッチングサイト「ザ・ビジネスモール」 |
製造業のマッチングを行っている「NCネットワーク」の登録数が約1万5千社ですので、これはすごい数です。
商工会・商工会議所の会員であれば無料で使えますので、会員なら活用しないと損です。
ザ・ビジネスモールには、いろいろな製品やサービスの情報が掲載されていますので検索で企業を調べ、直接連絡をとることができます。具体的な案件があり見積もりがほしければ「ザ・商談モール」を活用します。