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弥生会計・導入編 消費税の設定(2ページ目)

「弥生会計」をインストール、設定します。消費税の設定では安易に簡易課税を選ぶと損をするケースもあります。さっそくみていきましょう。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

事業所データを新規作成

インストール後に弥生会計を起動するとユーザー登録の画面が出てきますので、ユーザー登録をしておきましょう。スタンダードの場合は1ケ月間、無料導入サポートを受けることができますので分からない点などをメールや電話で問い合わせることができます。

弥生会計が起動されるとクイックナビゲータという画面が出てきますので、まず事業所設定から行います。
クイックナビゲータで事業所データを新規作成
クイックナビゲータで事業所データを新規作成

「事業所設定」を選んで事業所名(屋号)、住所、電話番号、業種区分を入れていきます。業種区分は個人事業主であれば「個人/一般」を法人なら「法人/一般」を選びます。

個人事業主の会計年度は1月~12月で自動的に12月末決算になりますが、法人を選んだ場合は決算期(何期なのか)と期首日を入れる画面が出てきます。3月末決算なら期首日は平成20年4月1日になります。

次に製造原価に関する科目を使用するかどうか勘定科目オプションを聞いてきます。製造業でなければ、そのままチェックをつけずに進みます。

電子帳簿、中間決算整理仕訳の設定

次に電子帳簿保存の有無を聞いてきます。電子帳簿というのは帳簿を紙で保存するのではなく、コンピュータに保存することを認めた制度です。ただし、税務署長への承認申請手続きが必要です。

電子帳簿を選ぶと、訂正削除履歴がソフトに残るようになります。つまり仕訳を間違えても簡単に訂正できません。電子帳簿を申請していなければチェックマークを入れずに進みます。

最後に中間決算整理仕訳を設定するかどうか聞いてきます。期末以外の期中に決算をするのであれば設定してください。通常は「中間決算整理仕訳を行わない」にします。

後は画面の指示にしたがってクリックしていけば事業所データの作成は終了します。弥生会計では作成した事業所データに取引情報などをまとめて保存していきます。

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