個人情報保護法が2005年4月からスタートしますが、電子メールの暗号化は重要な対策の1つです。PGPを使って実際に暗号化メールを送信してみましょう。

前回の「秘密鍵・公開鍵を作ってみよう」ではPGPをダウンロードして公開鍵・秘密鍵を作成しました。今回はいよいよPGPで暗号化メールを送ります。

→ 「公開鍵暗号方式のPGPを使ってみよう」目次はこちらです。 

公開鍵を相手に渡す

「では、PGPで暗号化メールを送ってみましょう。」

「いよいよですね。」

「その前に相手が暗号化メールを送る場合はこちらの公開鍵を知っている必要があります。まず相手に公開鍵を渡しましょう。」
PGPkeysを起動する
PGPkeysを起動する

「PGPをダウンロードすると画面の右下に鍵のアイコンができますので、それをクリックして出てきたメニューから【PGPkeys】を選んでください。」

「鍵をクリックして、出てきたメニューから....これですね。」

「PGPをインストールするとふだん使っているメールソフトにPGPメニューが追加され、メールソフトからPGPKeysを起動することができます。ただしメールソフトがPGPプラグインに対応していない場合は、PGPメニューが追加されませんので今のやり方で行ってください。」

「なるほど分かりました。PGPkeysを起動するとたくさんメールアドレスが出てきました。」

「その中に自分のメールアドレスがありませんか。」

「あります。説明のところを見ると【鍵ペア】になっていますね。他は【公開鍵】がほとんどなんですが。中には期限切れなんて表示もあります。」

PGPKeys 鍵ペア・公開鍵
PGPKeys 鍵ペア・公開鍵

「【鍵ペア】は自分が作成したもので公開鍵と秘密鍵のペアになっているということです。」

「他はPGPの主要メンバーの鍵ですので基本的に公開鍵しかありません。期限切れは鍵を生成する時に【無期限】の設定をせず、有効期限が切れた鍵でしょう。」

「なるほど。」

公開鍵サーバを使って公開する

「公開鍵を相手に渡す方法ですが、一つが公開鍵サーバに登録する方法です。」

「公開鍵サーバというのは何なんですか?」

「公開鍵サーバというのは公開鍵を交換する中継点となるサーバで、暗号化メールを送る相手の公開鍵を探すことができます。ただし登録されていないと探せません。」

「公開鍵サーバはお互いに同期していますので、近くの公開鍵サーバに登録すれば自動的に世界中のすべての公開鍵サーバに反映されます。」

「便利なものですね。どこかの公共団体がやっているのですか?」

「いえいえ、PGPは開発したフィル・ジマーマンが反骨精神あふれる人物だったように、公開鍵サーバも世界各地でボランティアによって運営されています。日本では鈴木裕信氏が1994年1月から一般に公開しています。」

「それはすごいですね。ところでどうやって公開鍵を公開鍵サーバへ登録するんですか?」

公開鍵サーバに公開鍵を登録する
公開鍵サーバに公開鍵を登録する

「登録する鍵をクリックして、メニューバーの【サーバ】から【送信】を選びます。サーバの一覧が出てくるので【http://pgp.nic.ad.jp:11371】を選んでください。」

「これがさっき言った鈴木裕信氏が運営している公開鍵サーバです。【サーバに登録されました】とメッセージが出たら終わりです。」

「登録されたのなら公開鍵サーバで探すこともできるのですか?」