企業のIT活用/会計/確定申告・青色申告

確定申告を電子申告で 電子申告を行う(2ページ目)

e-Taxのサイトを使って電子申告を行いましょう。青色申告書を作成し、所得税の申告書を作成し、2つあわせて電子申告を行います。

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド

青色申告書を作成する

いよいよ青色申告書を作成します。

「作成開始」をクリックすると提出方法等選択の画面になりますので、「電子申告により税務署に提出する」と「青色申告決算書(一般用)」を選びます。

会計ソフトから出した決算書を元に数字を入れていきます。特に細かく入れないといけないのは月別の売上、仕入と減価償却です。通常の青色申告と同じです。

損益計算書を作成する
損益計算書を作成する

損益計算書の作成が終わると青色申告特別控除を聞いてきます。貸借対照表の作成が必要な65万円か、貸借対照表がいらない10万円の2つから選びます。65万円を選んだ場合は貸借対照表作成に進んでください。

続けていくと電子申告用データの保存画面が出てきます。ここで青色申告書のデータ保存を行います。これは後で作成する所得税の申告書と一緒にするためです。また提出する申告書をPDFで確認ができます。

所得税の申告

青色申告書の作成が終わりましたので、次に所得税の申告書の作成を行います。

事業収入以外の給与所得や不動産所得などを入力し、医療費控除、生命保険料控除、小規模企業共済など控除額をいれていきます。

忘れてはいけないのは電子証明書等特別控除です。ICカードリーダの購入費を補助するため5000円が税額から控除されますので、ぜひ利用してください。平成19年度に控除を受けている場合は対象になりません。

電子証明書等特別控除を行う
電子証明書等特別控除を行う

税額が計算され、還付の場合は振込先口座を入力する画面が出てきますので銀行口座などを入力します。e-Taxなら約2週間ほどに短縮され早めに還付されます。

入力が終わると青色申告書と同様に提出用申告書をPDFで確認できます。また所得税の申告データを保存できますので、保存しておきます。

証明書は提出せずに保管
証明書は提出せずに保管

提出書類を見ると右に提出区分があり、医療費の領収書などは提出省略にチェックマークが入っています。生命保険料控除証明書、源泉徴収票などの書類はe-Taxの場合、提出する必要はありません。その代わり3年間保管します。何人かに一人はチェックされるようです。後日提出が求められ、応じられなかった場合は確定申告書への添付があったと認められません。

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