企業のIT活用/セキュリティ/暗号化

ウイルス対策ソフトが更新されないワケ(3ページ目)

ウイルス対策ソフトが更新切れになると、ウイルス定義ファイルをダウンロードできず新しいウイルスに無防備になります。御社は大丈夫ですか?

水谷 哲也

執筆者:水谷 哲也

企業のIT活用ガイド


更新がいらないウイルス対策ソフトが登場

面倒な更新ですが、これを何とかしようといくつかの製品が出ています。トレンドマイクロ社では1年単位の製品だけでなく、2年、3年単位の製品が提供されています。これで更新頻度を下げることができます。
マイクロソフトから無料でウイルススキャンを行なうサービスが
マイクロソフトから無料でウイルススキャンを行なうサービスが

ソースネクストからは年間更新料を無料にしたウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」が提供されています。一度買うとWindowsVista公式サポート終了時(2016年見込み)まで使える予定です。これですと更新の心配はまったくなくなります。

またマイクロソフトからはオンラインでパソコンのウイルススキャンを行なうサービス「Windows Live OneCare PC セーフティ」が始まりました。無料で使えます。

スキャンには3種類ありますがウイルス、スパイウェアなどを検出して削除するならプロテクトスキャンを選びます。

このサービスはウイルスを見つけるだけでなく、除去までしてくれ、しかも無料とお得なのですが、作業は手作業で行わなければならず、自動化がよいのであれば市販のウイルス対策ソフトを選ぶしかありません。また感染を防ぐウイルス防衛機能はついていません。

社内で更新がきれてしまっているパソコンを見つけた時にウイルス対策ソフトを導入するまでのつなぎとして使うなど限定的な使い方をする時はなかなか有効です。

参考ガイド記事

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