前回のおさらい
損益分岐点を求める算式は以下の算式でしたね。
【損益分岐点】=固定費/(1-変動費率)
*変動費率=変動費/売上高
損益分岐点の活用方法
今回は損益分岐点の活用方法についてお届けしようと思います。損益分岐点はいろいろな場面で活用することができます。前回の例では、現在赤字の会社が、損益をトントンに持っていくために必要な売上高を計算しました。他にも以下のような活用方法があります。◆損益分岐点比率
現在の売上高が、損益分岐点売上を超えていれば、利益が出ているということですので、その超えている金額が大きければ大きいほど、経営に余裕があるということになります。それを表わす比率が「損益分岐点比率」です。
「損益分岐点比率」=損益分岐点売上/実際の売上高
比率の目安は以下のようになります。
70%以下・・・・・・良好
70~80%・・・・・・普通
80~90%・・・・・・注意
90%以上・・・・・・危険
100%を超えると、実際の売上が損益分岐点売上を下回っていますので、赤字転落になります。
>その他の活用方法はこちら