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1次会、2次会でも1人5,000円基準OK(2ページ目)

国税庁は、「交際費等(飲食費)に関するQ&A」というタイトルで16項目の疑問及びそれに対する回答を公表しました。今回はその中で特に重要と思われるQ&Aを紹介します。

今村 仁

執筆者:今村 仁

中小企業・個人事業主の節税対策ガイド


1次会、2次会の場合は?

また他に具体的実務において専門家の中で気になっていたのが、同じ相手先と、1次会、2次会が行われたときの取り扱いです。
それについてもQAが公表されたので紹介します。

(Q10)飲食費が1人当たり5,000円以下であるかどうかの判定に当たって、飲食等が1次会だけでなく、2次会等の複数にわたって行われた場合には、どのように取り扱われるのでしょうか。

(A)1次会と2次会など連続した飲食等の行為が行われた場合においても、それぞれの行為が単独で行われていると認められるとき(例えば、全く別の業態の飲食店等を利用しているときなど)には、それぞれの行為に係る飲食費ごとに1人当たり5,000円以下であるかどうかの判定を行って差し支えありません。
しかしながら、それら連続する飲食等が一体の行為であると認められるとき(例えば、実質的に同一の飲食店等で行われた飲食等であるにもかかわらず、その飲食等のために要する費用として支出する金額を分割して支払っていると認められるときなど)には、その行為の全体に係る飲食費を基礎として1人当たり5,000円以下であるかどうかの判定を行うことになります。


1次会、2次会が単独の行為と認められればいいようなので、通常店を代えて行う1次会、2次会はそれぞれに対して今回の改正の取り扱いの適用となると考えていいようです。

(参考 国税庁「交際費等(飲食費)に関するQ&A」PDFファイル)


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