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簡易課税の節税 1「売上高を減らす」(2ページ目)

簡易課税方式の場合の節税対策はシンプルです。「売上高」と「みなし仕入率」で納める消費税が決定するのですから、「売上高を少なくなるように」、「みなし仕入率が高くなるように」すればいい。

今村 仁

執筆者:今村 仁

中小企業・個人事業主の節税対策ガイド


売上高を減らせばいい!

簡易課税方式の場合の節税対策はシンプルです。

冒頭で見たように簡易課税の場合は、「売上高」と「みなし仕入率」で納める消費税が決定するのですから、具体的には「売上高を少なくなるように」、「みなし仕入率が高くなるように」もっていければいいのです。

「売上高を少なくなるように」とは、例えばビジネスモデル自体を「手数料を中心とした取引形態」に変えてみるということです。何かを仕入れてそれを他に売っている場合でも、実際はほとんどこちらに手数料程度の収入しかなく、実態として手数料売上にすることに問題が無い場合には、変更できるかもしれません。しその場合に、形だけ手数料売上として、実際商品があいかわらず、こちらの会社を通じて売り先に行っている場合などはだめですので念のため。

売上高を極力少なくすることを考えると、他にも節税対策はあります。例えば、得意先から売上の入金がされる場合に手数料が引かれて入金される場合があります。その場合に、その手数料を「売上の値引き」と考えて処理すればその分、売上高が少なく計上できます。逆に仕入先からの販売奨励金などを収入と考えるのではなくて、仕入れ値引きと処理すると、余分な売上を上げなくて済みます。

簡易課税の節税パート2はこちら。


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