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ゴルフ会員権の売却と確定申告の方法(2ページ目)

ゴルフ会員権を売却しても、必ず確定申告が必要と言うわけではありません。実際ゴルフ会員権を売却されて、確定申告が必要な方とは、売ることによって儲かった方です。儲かった方とは?

今村 仁

執筆者:今村 仁

中小企業・個人事業主の節税対策ガイド


必要書類

ゴルフ会員権を売却した場合に、確定申告が必要な方、したほうがいい方はご理解いただけたでしょうか。それでは、具体的に確定申告をする場合に必要な書類を記します。必要書類は、売却益が出た場合でも、売却損が出た場合でも同じです。

1)給与所得の源泉徴収票
2)購入価額が分かる契約書または計算書、領収書
3)売却時の売買契約書または計算書、領収書控え
4)譲渡所得の内訳書(計算明細書、用紙は税務署にあります)

計算方法

ゴルフ会員権を売却した場合の計算方法は、

譲渡所得=(売買価格-売買手数料)-(取得価格+名義書換料+取得手数料)-特別控除額(50万円)
注)所有期間が5年超のときは、さらに上記の1/2が課税対象となります。

ということは、売却益が出ている場合は、5年を超えてから売却されたほうが節税になるということです。

売却損が出た場合の計算については、以下の私の記事をご覧下さい。
「ゴルフ会員権を売却して税金還付」

今後の動向

現状は、ゴルフ会員権を売却して売却損が出れば、節税になるのですが、これは来年以後規制される可能性があります。具体的には、ゴルフ会員権を売却しても他の所得(例えば給与所得)との損益通算を認めない、というものです。

実際不動産については、税制改正により他の所得との損益通産が廃止されました。もしかしたら、来年ぐらいからゴルフ会員権を使った節税対策が出来なくなるかもしれません。もし、含み損が出ているゴルフ会員権をお持ちの場合は、今年中の売却を検討されてはどうでしょうか。


【関連記事はこちら】
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ゴルフ会員権を使った節税にメス
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