節税対策/節税対策関連情報

赤字のときの決算対策とは(2ページ目)

決算対策は黒字のときばかりではありません。赤字のときにも有効な決算対策はあります。今回はそんな赤字対策をご紹介します。

今村 仁

執筆者:今村 仁

中小企業・個人事業主の節税対策ガイド


家賃は前払費用へ

その他の経費では、地代家賃が目の付けどころです。家賃は通常、当月末に来月分を支払うという取引が多いです。この場合、必ず1ヶ月分の家賃は前払いになります。この家賃を前払費用に計上することで、経費を減らすことができます。

また、交際費の金額が多い場合には、その一部を役員自身に負担してもらえれば、経費計上額を少なくできます。

締め日以降の売上も忘れずに

見直すのは、経費ばかりではありません。売上についても基礎から再確認して下さい。まず、売上の計上基準ですが、自社の実態に合った基準になっているかどうかが重要です。売上の計上基準には、出荷基準、検収基準、引渡基準などがありますが、より合理的な方法に変更できないか、検討してみることをお勧めします。

また、売上の締め日が事業年度末日と一致していない場合には、必ず締め日以降末日までの売上が発生しているはずです。それらが漏れなく計上されているかどうかも大事です。

その他生命保険や共済等に加入している場合には、無駄な加入がないかを見直し、解約することで収入になります。



【関連記事はこちら】
本当に有効な決済対策とは
決算期末を過ぎてもできる節税(前編)
決算期末を過ぎてもできる節税(後編)
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで節税対策の書籍をチェック!楽天市場で節税関連の書籍をチェック!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます