大学生の就職活動/就職活動の準備

就活のピントをずらさない3つの視点(2ページ目)

力があるのに内定が取れない理由は、ピントがずれているから。ピントを合わせるために、虫の目(現場を知る)・鳥の目(俯瞰する)・魚の目(理想と現実とのギャップを埋める)を駆使せよ。

執筆者:見舘 好隆

「虫の目」の視点を持つ(=現場を知る)。

虫の目
早期退職の原因No.1はミスマッチだ。現場を事前に見ることは、自分の人生のためにも大切だ。
出版社に入社して将来編集長になりたい。商社に入社して世界を飛び回りたい。電機メーカーに入って世間がびっくりするような技術を生み出したい。

みんないろんな夢を持っているだろう。
しかし、その夢に具体的に触れたことはあるだろうか。

虫の目とは、物凄く近い場所から、詳細に会社や仕事を感じることだ。編集長になりたいなら、まず編集という仕事がどんな仕事なのかを理解しなければらないだろう。商社マンの仕事も、電機メーカーの技術者であってもそうだ。就職サイトや就職情報誌から受けたイメージだけで、自らの第一歩を決めてしまうのは早計。そんなことでは、きっと的外れな自己PRをしてしまうだろう。そして幸運にも内定を取ったとしても、入社早々「思っていたのと違う!」と感じ、早期退職してしまうだろう。

この視点で会社や仕事を感じる方法は、言うまでもなく、店舗やオフィスを訪問することだ。そして、社員に会うことだ。文字情報ではなく、働いている姿を直に観て、働いている人と直に話して、その空気を肌から感じるのだ。

さらにこの作業は、自らの就職活動に活力を与えることにも繋がる。うまく言葉にできなかったことが言葉にできたり、「これこそやりたい仕事だ!」と確信が持てたり、さらにその行動したこと自体が面接の時の自己PRネタにもなる。

机の上に座っていても、虫の目の視点は持てない。まずは、行動すること。例えば1月中に10人の社会人と会うなど、目標を持って、自らを奮い立たせることが肝要だ。


※やりたいことがわからない人にとっても、行動することが唯一の解決策だ。答えが自分の中や机の上に無いから、みつからないんだ。無いからこそ、外に拾いに行こう。



※次のページで、鳥の目の視点を持つことを考える!
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