大学生の就職活動/就職活動での業界・企業研究

良い求人広告・悪い求人広告の見分け方 2

求人広告を鵜呑みにしてはいけない。なぜなら、嘘は書かれていなくとも、悪い部分を隠しているかもしれないからだ。せめて「仕事内容を細かく丁寧に伝えようとしているか?」という観点でチェックしてみよう。

執筆者:見舘 好隆

「悪い求人広告」を掲載している会社の、人材獲得の姿勢を見破ろう!

イメージ画像。求人広告
求人広告は会社そのものと言える。「白い嘘」に騙されて後悔しないようにちゃんとチェック! ※写真提供:FotoStyles
※記事「いい求人広告・悪い求人広告 (1)」より続く。
求人広告一つで、その企業の社員に対する姿勢が見えることが、きっと理解できたと思う。「黒い嘘」は問題外。「白い嘘」が隠れていないか、ちゃんとチェックしないとババを引くことになってしまう。

よって、リクナビなど求人サイトでエントリーをするときにも、是非RJPを意識して、求人広告を読み込んで欲しい。チェックするポイントをまとめると以下の2点だ。

  1. マイナス面もしっかり書かれているのか?
     
  2. 仕事内容を細かく丁寧に伝えようとしているのか?

前者はなかなか少ない。あったらめっけもの。仕事の辛い部分を開示できる、すなわち「いい仕事ができる」溢れる自信があることの証左だ。そんな自信を持つ会社は、きっと数えるほどしかない。あったら私にも教えて欲しいぐらいだ。

でも後者のポイントは、同じ業種や同じ職種の求人広告を見比べてみればよくわかるはずだ。


例えば、WEBプロデューサーの仕事で比べてみよう。とある、某大手サービス業のホームページに記載された、「悪い求人広告」の業務内容。

  • WEBプロデューサー … 店舗、コールセンター、WEBをつなぐクリック&モルタルの推進業務


まるで話にならない。「中途採用なんだから、これでわかれよ!」と言いたいと思うんだが、RJPの観点から言えば、この会社の人事は、自らの仕事が退職率を上げてしまっていることに、きっと気がついていないだろう。この会社は多くの学生が憧れている会社だ。何もしなくてもたくさんの人が受験しようと思うだろう。だからこそ、もっと細かく、もっとリアルに、仕事内容はもちろん、辛いことも含めて開示することで、よりいい人材が取れることに、早く気が付いて欲しい。


※次のページで、「良い求人広告」には、詳しい仕事内容が明示されていることを知ろう!

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