就活で使う履歴書の書き方!
学校で履歴書を買ってみよう。
先輩に話を聞いたり、就職課主催の就職ガイダンスを聞いたり、就職情報誌を買ったり、就職本を買っても何だかピンと来ないよね。まあ、「何だか大変だなあ」くらいしか感じないと思う。
就職活動ってどんな感じなのだろう?
なぜ先輩達は就職活動に苦労したのだろう?
ひとつ、就職活動をリアルに感じる方法があります。
それは、履歴書を買ってみることです。
騙されたと思って、必ず大学生協などで学校指定の履歴書を買ってください。街の文房具屋さんで買ってはいけません。あれは「社会人用」ですから。「え~履歴書?まだ早いよ」と思うあなた、別にいいじゃないですか、今買ったっていずれ使うんだし損はしません。買うことで見えてくるものがあるのです。
それは、みなさんが将来、就職活動本番で必ずぶつかる、「ネタ切れ」という壁です。
それはもう、とてつもなく大きな壁です。先輩達は、そのぶ厚い壁にぶつかって、苦しんでいるのです。
さあ、鉛筆で履歴書を書いてみよう!
さて、とりあえず鉛筆で良いから履歴書を書いてみましょう!さあ、鉛筆で履歴書を書いてみよう!
- 個人情報欄
- 自己紹介書
問題は後者、自己紹介書です。これが難問なのです。
自己紹介書の項目は、大体こんな感じです。
- 得意な科目及び研究課題(ゼミ名・卒論テーマ)
- クラブ・サークル活動・アルバイトなど
- 趣味
- 特技・免許・資格
- 志望動機
- 自己PR
ここで記入上の注意です。
- 履歴書は提出する会社を想定しないと書けません。電通でもフジテレビでもJALでもソニーでも何でもいいから、まず提出する会社を決めて下さい。
- 「自己紹介」と言っても、合コンでする自己紹介ではありません。志望会社の人事に出す書類です。
- 空欄は絶対禁止です。“特に無し”もダメです。
- 1は得意な科目がなくても書かなくてはいけません。
- 2は比較的書けますよね。
- 3も比較的書けますよね。
- 4はなくても何か書いてください。
- 5は「何をやりたいのか」を書いてください。
- 6は「何ができるのか」を書いてください。
パソコンもしくはノートでも何でもいいから、とりあえず書いてみてください!
書けない人と、書けた人へ処方箋
どうでしたか?書けましたか?書けない人は、以下のいずれかです。
- 欄を埋める経験・スキルが無い
- 欄を埋める経験・スキルに気がつかない
1なら話は早い。今から何とかすればいい。まだ間に合う。
得意な科目及び研究課題なら、一つ絞って本を読むなりしよう。
クラブ・アルバイトなら、一つを掘り下げてみよう。
趣味も一つを掘り下げてみよう。
特技・資格・免許は今から取れるものを取ろう。
志望動機は、入りたい会社を10社くらい決めて、その会社でできることを調べればいい。
自己PRは、以上の項目でできることを書けばいい。
ようするに、今から埋められるようにすればいいのです。
2はちょっと難しい。
今のみなさんに気がつかない経験やスキルをあぶり出すわけですから。方法としては、知人・友人に教えてもらうのがオススメ。あなたを良く知る人が指摘する経験・スキルです。自分が思いつくことより、客観的ということですから。
書けた人は、以下のいずれかです。
- 欄を埋める経験・スキルを既に持っている。
- 欄を埋める経験・スキルが間違っている。
書いた自己紹介書が1か2かは、社会人に見てもらえばわかります。
1の人は、より自分を上手に表現できるように、文章を磨き上げればいい。たくさんの人に見てもらって、批評してもらいましょう。
2の人は、間違っているよと指摘された欄を書き直せばいい。もし、経験・スキルが足りないなら、その部分を今から補えばいいのです。
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感じてもらえましたか?
「このままではやばいな」「まずいな」と思って下さい。カレンダーをみてごらん。今は9月末。大学3年生のみなさんは、あと5ヶ月で何とかすればいいのです。まだ5ヶ月もあるんです。まだ、何とかなります。
大学4年生の4月に「やばいな」「まずいな」ってことに気がついた自分を想像してみてください。4月は就職活動のピーク。果たして、この「自己紹介書」を埋めることができるのでしょうか。恐怖を感じませんか?
就職活動本番の時期に近づけば近づくほど、空欄を埋めるための経験・スキルを得ることが出来ず、埋めてもそれはでっち上げ。内定を取ることなんて、できるわけありません。
将来の自分のために、今の時間を有効に使ってください。
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