大学生の就職活動/就職活動での内定から入社まで

企業が内定者を決定する過程とは 1(3ページ目)

企業は当然、面接などで「企業が求める力」を測っている。さて、企業はどうやって「求める力」を策定しているのだろうか。どうやって測っているのだろうか。この謎を解けば、面接なんか、怖くない!

執筆者:見舘 好隆

「企業が求める力」は、どうやって決めているのか?

ドジな社員
間違っても、ドジな社員を基準に「求める力」は策定しない。
さて、君が1000人の社員を抱える会社の社長だとしよう。会社は、仮に住宅の販売だとして、今回の新卒採用の職種は営業スタッフだとしよう。君は求人広告を出す際に必要な「求める人物像」を決めなくてはいけない。さて、どうやってその「求める人物像」を決めるかな?

方法はひとつある。そう、「活躍している社員」から「力」を抽出すればいいのだ。住宅販売の営業スタッフを採用するのだから、社内の営業マンの中で、営業数字が高い社員が共通して持っている力が何かを炙り出せばいい。その優秀な社員にインタビューすれば、もっとリアルにわかるだろう。

図にすると以下のようになる。
求める力を抽出

    • 活躍する社員から「求める力」を抽出する。
    • 抽出した「求める力」を人材要件として設定する。
    • 「求める力」を会社案内・会社HP・リクナビなど求人広告に掲載する。
    • それを見た学生は、自分が「求める力」を持つか確認する。

至ってシンプルな構造なのだ。

※次のページで、「企業が求める力」は、どこで測定するのか?を紐解く!

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