大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就活での自己分析なんか、もうしない

「人前で話すのが苦手だから一般事務」など、追い詰められて就職活動に迷った時、「自己分析」を辞めてみよう。「アドバイス」も忘れてみよう。「考えてから行動する」ではなく「行動してから考える」ようにしよう!

執筆者:見舘 好隆

面接がうまく行かない私は、事務系の仕事に向いている

自己分析なんか、もうしない!先日、まだ内定が取れていない大学4年生数名のカウンセリングをする機会があった。内定がまだ取れない理由は様々だが、共通するのは「一般事務でいい」というコメントだった。おそらく「一般事務」を志望する理由は以下が考えられる。(写真提供:FotoStyles
  • すでに内定が出た学生(=面接がうまくいく学生)は、すなわち人前でしっかり話せる学生。
  • そんな学生を採る会社は、当然営業系の仕事をする社員を求める会社だろう。
  • よって、まだ内定が出ない(=面接でうまく話せない)私は、あまり人と関わらない仕事(事務系)をする社員を求める会社なら、内定が取れるのではないか?
しかし、そんな理由で「一般事務」を目指しても、うまく行かない可能性は高い。

「じゃあ、どうすればいいの?」
「自信を持って話せる経験なんて、いくら振り返ってもみつからないよ!」
「いまさらやりたいことなんて、みつからないよ!」


さて、どうしよう。「やりたいこと」も「できること」も見えない。ただ時間だけが過ぎていく状況。これを打破する方法が一つある。

それが、「自己分析なんか、もうしない!」と開き直ることなのだ。


※次のページで、自己分析なんか辞めて、試してみる!

※ここから記す提案は、ハーミニア・イバーラ・INSEAD(欧州経営大学院)教授の著書『ハーバード流キャリア・チェンジ』と、論文『計画しても“第二のキャリア”は成功しない』を参考にした。いずれも社会人の事例を用いているが、学生の就職活動にも活かせると考えている。

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