大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就職への不安 「実務経験不足」を補うワザ(5ページ目)

「仕事に就くには経験が必要。では経験を得るための仕事にはどうやって就くのか?」その答えは、何をやりたいのかを明確にし、仕事の現実を調べ、今の自分と夢の仕事とのすり合わせで得られる。

執筆者:見舘 好隆

次へつながるアルバイト経験

身につけたことが人事に説得力を持って伝わるアルバイト経験。すなわちそれは、食うためのアルバイト(つまり「フリーター」)じゃないぞ!ということです。次につながるアルバイト(つまり「つなぎのバイト」)なんだぞ!と明確にPRしなくてはいけません。

でもそのバイトが「次につながる」かどうかは、「ネットワーキング」を行って確認することが必須でしょう。

以下の手順で考えてみてください。
  1. 「仕事は何をやりたいのか」を明確にする

    明確にしなければ、次につながるアルバイトは何か模索することはできません。今回の質問の場合は、「海外のニュースを扱うジャーナリストなりたい」と明確ですね。
     
  2. 「その仕事に就いている人」に取材をする

    果たして「イギリスのジャーナリズムの修士号」は武器になるのか?
    自分が目指す仕事は人材を募集しているのか?
    どのようなプロセスでプロのジャーナリストになっているのか?

    この辺りを実際にその仕事に就いている人に聞くのが一番手っ取り早いでしょう。イギリスのジャーナリズム修士号を取った先輩がどこかに就職していないかを調べて会って貰うのもいい。とにかく憶測ではなく、リアルな情報を得ることが先決です。もしかしたら、イギリスで実務経験を短期雇用でも積んだ方がいいかもしれなかったり、プロのジャーナリストのアシスタント的な仕事をアルバイトで探したり…夢の仕事へ辿り着くプロセスの中に、アルバイトでも始められるものは無いかを探し出せばいいと思います。
     
  3. 「人事に電話をして」取材をする

    単に書類を送って返事を待つだけでは、落ちてもなぜダメなのかがわからず、手の打ちようがありません。よって人事に電話をして、何とかコメントをもらう努力をしたほうがいいでしょう。「こういうアルバイト経験をしていらっしゃるなら、お会いしてもいいのですが…」と一言でもコメントがあれば、そのアルバイトで目指すスキルを得る努力をすることができます。ダメでもともと。電話をして聞くことを必ず実行してください。



「仕事に就くには経験が必要。では、経験を得るための仕事にはどうやって就くのか?」

とても難しいテーマですが、やはり基本的には、
  1. 自分が何をやりたいのかを明確にし、
     
  2. その仕事の現実を調べ、
     
  3. 今の自分と夢の仕事をすり合わせをする。
この作業をずっと続けることでしょう。

それがあなたの「キャリアプラン」なのですから。



※ビジネススキルの重要性「新卒採用が無くなる日」 「新卒と中途の差が無くなって来ていることに、対処するには?」も参考に読んでください。

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