大学生の就職活動/就職活動での自己分析

就活生の自己分析は『希望の轍(わだち)』(5ページ目)

「自己分析」は過去の節目を意味づけること。「思い出」は遠く離れていくけど、意味づけできれば「轍」として見える。振り返れば「轍」があるから、自分の夢へと続く道の存在を信じることができる。

執筆者:見舘 好隆


「自己分析」が、意思決定の「根拠」、就職活動の「糧」になる

就職活動をサイバネティクス的に考えると、こうなります。
  1. 就職活動のスケジュールを立てて、志望業界や会社、やりたい仕事を決める
  2. 就職活動をスタートする
  3. 途中で結果を測定する
  4. 目標からどのくらいズレているのかを比較検討する
  5. 就職活動を修正する
このうちの3と4が「自己分析」。つまり、「夢を叶える」ために、夢への道筋を「修正」するための作業なのです。

夢(目標)を目指して進むことは当然だ。
でも最初から夢を確定できるほど、みなさんは十分にまだ情報をまだ持っていないし、
経験だって不足している。
だから、進んでみたけど「ちょっと違うなあ」と立ち止まるかもしれない。
違う夢が心に浮かぶかもしれない。
障害物が立ちふさがるかもしれない。
流れに身を任せ、寄り道(ドリフト)するかもしれない。
途中で夢が輝きを失うかもしれない。

だからこそ、目標到達には必ず「修正」があるのです。
その「修正」するために「自己分析」を行うのです。
そう思えば、「自己分析」はやはり「節目での選択パターン」が最も大切だということが、わかるよね。

単に過去を振り返るだけじゃ駄目なのです。「節目」に照準をあて、「過去の自分」がどんな選択をしてきたのか。そして何を得たのかを考えてみてください。きっと「パターン」が見えてくる。それに気がつけば、すべての「節目での選択」が繋がる。

後付け・意味付けされた「節目での選択」が、
志望会社や仕事を意思決定する「根拠」になり、
就職活動における「糧」になるんです。

※最後のページで、『希望の轍』の歌詞で「自己分析」を確認しよう!
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