ケース3:小さな会計事務所の勤めるCさん32歳(女性)
小さな会計事務所の勤めるCさん(女性)、32歳。昨年出産してやっとのことで再就職ができたところです。Cさんは税理士の資格を持っていますが、独身の頃から出産前まで勤務していた会計事務所は、かなり通勤時間がかかるところでしたので、出産を機に辞めることにしたのでした。しかし!再就職するまでには高い壁が!出産してから保育園を決めるにあたり、仕事を辞めてしまったことがアダになり、かなりの期間入園を待たなければならなかったのです。かたや就職活動では、どこの会社も保育園の入園時期がわからないことを理由に断られ続けました。「甘かった・・・・」と後悔しても後の祭り。Cさんとしては何とか就職活動を続けるしかありませんでした。上司から評価されることで、同僚から疎まれることもあります。 |
勤務中に子供が熱を出した、という連絡が保育園からかかってきました。事務所の先生が「じゃあ、はやく迎えにいってあげなさい。明日のことは朝連絡をくれればいいからね。」といってくれたので、同僚にもあやまりながら早退をさせてもらいました。子供の発熱はちょっとした風邪で、翌日は半日だけ休ませてもらいました。子供を病院につれていくのに何日か半休をもらうことが続きましたが、1週間くらいでもとの生活に戻ったのです。
しかし!勤務先の雰囲気はそのあいだに変化していました。先生のいないところで「子供のことまで先生に考えてもらって、いい気なもんだね。他の人達への迷惑を考えないの!」と主任にあからさまな言い方をされてしまいました。Cさんの仕事振りを先生が気にいっていることも、他の同僚達にはお気に召さないようです。経営者である先生がいいと言ってくれているのだから・・・と自分を奮いたたせるCさんですが、毎日が憂鬱です。あんなに苦労して探した勤め先を辞めたくはありません。でも少ない人数のなかで毎日針のむしろのような生活では、自分が参ってしまいそうです。「私が悪いわけじゃないけど、辞めるしかないのかしら・・・。」
Cさんの解決策はそれしかないのでしょうか?
モラルハラスメントをするのは、自己愛が強い人!?
[All About ストレス]ガイド、大美賀さんによると、モラルハラスメントを行う人は、自己愛が強く、自己満足のために平気で他人を利用するような人だそうです。そうした人たちとは、接触を断つのが望ましいと思いますが、仕事上の関係がある以上それは難しいでしょう。・上司や会社の関係者に相談し、理解者を作る。
・このような理不尽な人たちが存在することを理解し、自分なりの付き合い方を考える。
…などの対策が有効ではないでしょうか。
・許すまじ!モラル・ハラスメント [All About ストレス]
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