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1行増えたばっかりに…オートSUMの落とし穴(2ページ目)

Excelで資料を作る時、大活躍の「Σ(オートSUM)」ボタン。とっても便利ですが、せっかくの式が、使えなくなってしまうことがあるのです。そう…一行増えたばっかりに…。回避方法の基本を紹介しています。

執筆者:平井 実穂子

方法1
中間に行を挿入する

「Σ(オートSUM)」ボタンで入れた式は、「この時点での5行目から9行目までのセルにある数値を合計する」という単純なものです。
なので、10行目を追加しても計算してくれません。
ならば、最初からその位置に新たな行を挿入することは止めて、中間に挿入する。この方法を使ってる方は多いハズ。

まず、「商品E」のデータと式が入っている、9行目を選択し、「コピー」します。そして同じ位置に、「コピーしたセルの挿入」をします。

9行目を選択して
右クリックが早いです

合計行の上でなく、「商品E」の上に行を追加するのです。
中間に挿入することで、「商品E」の数量と売上額が無事合計されました。式も変わりましたね。

無事式が変わりました

あとは、10行目の「商品E」の商品名と単価、数量を、商品Fの内容に変えればOKです。

…ですが、エクセルに詳しくない方にしてみれば、正しい位置でなく、中間に挿入しなければいけないというのは、直感的にわかりにくいです。
なので平井はこの方法をよく使います。

方法2
最初から空白行を入れておく

この一行でずいぶん助かります

頻繁にアイテムの増加が考えられる場合は特に、合計行のひとつ前に、あらかじめ空白行を入れておくのです。
前のページで説明している方法で、行を追加し、再度「Σ(オートSUM)」ボタンで空白行を含めて合計式を入れておきます。
この状態なら、方法1で説明している「中間に行を挿入する」方法を、最後の商品名の下、空白行の上でやれば良く、エクセル初心者の方にもわかりやすいですね。
空白行に新たなデータを入れてしまわないよう、この行にロックをかけておくと尚良いです。

↓セルのロックの方法はこちらに詳しいです。
ワークシートを保護しよう!(Excelの使い方/ガイド記事)

※この記事はExcel2000を使用して説明しています。また、説明している内容については、ガイドが日常的に使っているものであり、他にも方法は考えられます。どうぞご了承下さい。


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