講師の方にお水を用意する時…どうする?

来客にペットボトルは失礼?ビジネスでのお茶出しマナー

長時間、話をすると喉が渇くものです


一般事務サイトプロデューサー・Tさんは、自称失敗談の宝庫(笑)。失敗談では負けないガイド平井、ランチしつつ披露合戦していたら、こんな話になりました。

Tさん「以前、講演会で講師の方にお水を用意する時、ペットボトルの水をそのまま出して、上司に怒られました」
平井「え!ペットボトルのまま?」
Tさん「はい。紙コップもお出ししないといけなかったそうで…」

みなさまはこの会話を聞いてどう思われましたか?
「ペットボトルの何がいけないの?」
「講師の方に、紙コップは失礼でしょ」
「ただの水出すなんて…お茶の方がいいんじゃないの?」
来客にペットボトルは失礼?ビジネスでのお茶出しマナー ペットボトルでお水を出す

普段ならそのまま口を付けますが…


いろんなご意見があるかと思います。では、この場合、どうすれば正解だったと思いますか?講演会の準備をする機会なんて、ほとんどないかもしれませんが、ちょっと考えてみて下さい。
 

ホテルでの講演会では冠水瓶が出されたことも

ホテルで講演会が行われる時、演台にセットされるのがこれ。

 

 初めて見る方も多いでしょう。このガラスの瓶は、
 冠水瓶(かんすいびん)と言います。
 蓋がグラスになっています。

冠水瓶は、講演会グッズというわけではなく、ベッドサイドに置いて、夜中に水を飲む時使ったりもします。
古い映画で見ることもありますね。

ということで、『正解』は、『冠水瓶の水とおしぼりをお出しする』です。

他にセットする時の注意としては、

・冠水瓶の水は常温。氷も入れないが、希望があれば、角氷でなくクラッシュアイスを入れる。
・グラス(蓋)は被せておき、あらかじめ注いで出すことはしない。
ということでした。
 

ペットボトルのお水を出す時の注意点 

来客にペットボトルは失礼?ビジネスでのお茶出しマナー ペットボトルで出す時の注意点

ペットボトルで出す時の注意点


実は、ガイド平井は、「講演会の時のお水は、ペットボトルのままでなく、冠水瓶でお出しする方が良いのでは」と言ったんです。

「ペットボトルをそのまま出すなんて、失礼なのでは」と考えたワケですが、思い起こせば、そのマナーを知った頃は、500mlのペットボトルは存在していなかったんですよね…。

冠水瓶についてお話を聞かせていただいた、ホテルの宴会担当の方も、「最近はペットボトルのミネラルウォーターを用意して欲しいと言われることも多い」とおっしゃってました。

ペットボトルのミネラルウォーターが一般的になった今、たとえ『正解』でも、冠水瓶を出された講師の方はびっくりされるかもしれません。

そもそも冠水瓶なんて会社にないことがほとんどでしょうし、がんばって調達しても、「何でミネラルウォーターじゃないの?」(例え中身はミネラルウォーターでも)と、悪い印象を与えてしまっては、用意した甲斐がないです…。 マナーは移り変わるもの。今はペットボトルのままでも失礼と思われることは少ないでしょう。
でも、以下の点は注意して下さいね。

・ペットボトルは冷やさず常温で。冷たい水は喉に悪いとされているためと、表面に水滴が付くと、持った時滑ったり、手に付いた水で書類が濡れることがあるからです。
・普段なら、ペットボトルにそのまま口を付けますが、こういう時は、コップを添えましょう。
紙コップは、長く水を入れておくと、柔らかくなってしまうので、講演には向きません。グラスか、プラスチックカップ(ハードタイプのクリアカップ)を用意しましょう。
 

お水の出し方も正解はひとつじゃない!対応の仕方を増やそう

今はペットボトルが常識!冠水瓶なんて必要ない!というワケではありません。こういう物があることは、ぜひ知っておいて欲しいと思うのです。仮に「ペットボトルをそのまま出すなんて、失礼じゃないか」と言われた時、冠水瓶の存在を知っていれば、調達するという選択肢もあるからです。

今回ご紹介した、「お水の用意の仕方」に限らず、ビジネスマナーには、上司や先輩の考え方や、オフィスの雰囲気に左右される部分が多分にあり、「他の会社ではどうやっているのか」は、わかりにくいものです。

計算問題のように「正解」はひとつではないのですから、「知らない」ことが「わからない」新人さんだけでなく、ひとつの会社で長く働いているベテランさんも、時にはチェックして、対応の仕方を増やせるよう、心がけることは大切だと思うのです。

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