マクロビオティックの食事の特徴
季節にあった食べものを食べる。夏の食べものを冬にとりすぎると体を冷やして体調を崩す原因になるといわれている。 |
■身土不二
「身体と土(環境)は同じもの」という意味で、身体と環境は別のものではなく、分けて考えられないということです。食事にあてはめると、自分が住んでいる土地で季節に採れる旬の食べものを中心に食べることが身体にあっていると解釈できます。
旬はその食べ物がたくさんとれ、もっとも美味しい時期。流通量が多いので価格は安く、自然のサイクルにあっていてるので季節はずれの作物より農薬等も少なく育てられ、栄養も豊富です。夏には暑い外気から身体を冷やす働きがあると言われるきゅうりやトマト、冬にはれんこんやごぼうなどの身体を温める働きのある根菜が育ちます。旬の食べものをとることは気候の変化に順応していくのに適しています。
世界の各地域の人々はその地理的環境や気候の影響を受けています。住んでいる環境の中で育った食べ物を食べることで、周囲の環境の変化に適応してきました。例えば南国では、マンゴーやパパイヤなどその地方で取れる果物を食べることで、よけいな熱を冷まして体調をととのえます。温帯に住む日本人は、穀物を主食とし、四季折々の野菜をたっぷりとってきました。
異なる気候風土でとれるものを食べ続けてしまうと、体が混乱し不調の原因となることもあります。できるだけ地場で収穫された作物を食べることが鮮度も良く、美味しく食べることができて身体にあっていることを教えてくれています。
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