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人気の食スタイル マクロビオティック!(3ページ目)

ヘルシーな食事スタイルとして注目のマクロビオティック。この食事法、実は日本人の祖先が伝えてきた東洋的な食の知恵。食育にも活用できるのでは? 今回はマクロビオティックについてご紹介します。

執筆者:大石 淳子

一物全体

マクロビオティック
根菜の葉や皮も食べることができる。素材そのものを丸ごといただくのがマクロビオティック。
マクロビオティックでは「一物全体」という言葉がよく用いられます。これは食べ物はできるだけ全体的に食べましょうということ。例えば米の場合は精米しないで玄米で、野菜であれば皮や根も調理して食べることをすすめています。

玄米を土に蒔けば芽を出し、イモ類は皮つきのまま土に戻すと再生されて実をつけることができます。次の世代を生み出せるほど生命力に満ちた食べ物を全体的に食べて、力を分けてもらおうという考えです。

米には表面にあるぬか層の搗き具合により、ぬか層と胚芽を全部取り除いた「白米」、70%取り除いた「七分搗米」、50%取り除いた「五分搗米」などがあります。それぞれ精米する工程で調節することが可能。玄米に近づくほどビタミン、ミネラルなどの栄養価は高くなり、食物繊維も豊富です。

ごぼうやれんこん、にんじんなどの野菜は皮も調理することで、香りや持ち味が生きた料理になります。現代では捨ててしまっている部分にもおいしさや栄養素が含まれています。廃棄率が低くなり、エコに貢献できる食事のスタイルでもあります。

今回はマクロビオティックの食事の中で、「身土不二」「一物全体」についてご紹介しました。日本人が伝えてきた食の知恵には、便利な現代生活では忘れがちな大切なことがつまっていると思います。参考になるところがあれば、食教育にも活用してみてはいかがでしょうか。


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