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高齢社会と高齢化社会の違いわかる?

知っているようで知らない、介護や高齢者福祉に関係する知識をここで再確認! 高齢化社会と高齢社会の違いは? 高齢化率って? どの都道府県の高齢化率が高い? などについて解説します。

執筆者:宮下 公美子

よく耳にするから知っているようだけれど、よく考えてみると知らないことってけっこうありますよね。介護や高齢者福祉に関係する、そんなちょっとした知識を簡単に解説してみました。

【INDEX】
■高齢社会って?
高齢化率って?
高齢化率の高い都道府県は?

高齢社会って?

「日本は高齢社会」だとよく言いますよね。最近は、出生率が下がったので「少子高齢社会」ということも多くなりました。しかし、ちょっと前までは「高齢社会」ではなく、「高齢化社会」と言っていた気がしませんか? 今でも、「高齢化社会」と言っている人もいるような……。さて、この「高齢社会」と「高齢化社会」、いったいどう違うのでしょうか。

「高齢化社会」というのは、65歳以上の老年人口が総人口に占める割合が「7%以上」に達し、さらに老年人口が増え続けている社会のこと。だから「高齢」に「化」がついています。これは、1956年に国際連合が作成した「The Aging of Population and Its Economic and Social Implications」という報告書の中で使われていた「老年人口が7%以上は高齢化した人口」という表現を基準にして作られた言葉です。

一方、「高齢社会」というのは、老年人口の7%以上で落ち着いている社会のこと。「化」が取れて「高齢」が定着してしまった社会です。誰が定義したのか、いまは老年人口が14%を超えると「高齢社会」と言われているようです。

最近はさらに上をいく「超高齢社会」という表現も出てきました。これも誰が定義したのか、老年人口がさらに増加し、20%を超えた社会のことだと言われています。

>>次は「高齢化率って?」

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