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どういう観点で社会福祉士通信講座を選ぶ?(2ページ目)

2005年9月末で、ようやく宮下が受講してきた社会福祉士講座が修了します。長かったような短かったようなこの1年半。内容を振り返りつつ、通信講座を選ぶポイントを考えてみます。

執筆者:宮下 公美子

暑い!熱い!スクーリング

スクーリングは1年目も2年目も、8月に7日間連続で行われました。1年目は、その科目の要点を伝える授業、2年目は1年目よりは受験対策的な授業が多かったです。2年目は午前、午後で違う科目という日が多く、時間がたつのが早かった。しかし脳味噌が疲れました……。

ほとんどの授業は、100人を超える大教室の講義ですが、演習だけは20人程度のクラスに分かれ、さらにその中でグループに分かれたディスカッションを行います。私が選んだのは児童関係のクラス。虐待問題や児童養護施設について、新聞記事やビデオを見て話し合ったのですが、高齢者や障害者など畑違いの現職の方も含めて、みなしっかりとした意見を持っていて、さすが! 

親のお金で通っていた甘ちゃんだった大学時代には味わったことのない、いい刺激をたっぷりもらいましたね~。社会人になってから学ぶ一番の利点がそこだと思います。

また、どの講義も終了前に確認テストが行われ、これが講義開始時に提出する出席票とともに出欠の確認にもなっていました。確認テストは、6割正解できないと追試。スクーリング終了後、自宅に再テストが送られてきて郵送提出することになっています。

実習は毎日が勉強

私が実習先に選んだのは、母子生活支援施設(詳しくは
「母子生活支援施設での実習」を読んでね)。たった2週間の実習なので、雰囲気に慣れて終わり、という感じではありましたが、福祉の現場はまったく初めてだったので、職員さんたちの言動一つ一つがとても勉強になりました。

同じ施設にボランティアで来ていた社会福祉学科の大学生さんは、2週間ずつ2回、間をあけて同じ施設で実習があるそう。間をあけて同じ施設で実習する、というのは、特に児童施設の場合、子どもたちがその間にどう変わったかなどを見ることができて、とてもいいなぁと思いました。

大学は、多くの場合、高校を出て社会人経験のない人が学ぶ場。
通信教育は、多くの場合、社会人経験のある人が学ぶ場。
実習に限らず、短い期間でいかに多くを学ぶか、自分自身で心してかからないといけないわけですね。

>>次は通信講座はどう選ぶか
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