厚生労働省は、「高齢者リハビリテーション研究会」で軽介護者に対する適切なリハビリについての検討を行い、過剰介護、過度の安静などが軽介護者の重度化につながっていたことを指摘。筋肉トレーニングなど、自立支援のためのサービス提供を促すといった中間報告書案を、2004年1月27日まとめました。
「要支援」「要介護1」の高齢者に対しては、そうした介護予防サービスを中心に提供していくことで、給付を軽減したいという考えのようです。
【身体的には問題が少なくて、介護度が低くても、日常生活には助けが必要という高齢者も多いでしょうに、役人は十把一絡げに考えるんですよね、やっぱり。もちろん個別の事情を全部考慮してシステムを組むのは不可能ですが……。「要支援」が本当に支援を必要としている高齢者なのかかどうかという、厳しい見極めは必要だと思います。
しかし、ケアプランの評価の問題にもつながりますが、軽介護の高齢者に介護予防につながるケアプランがきちんと組めているのかどうかをチェックできる体制があれば、何も一律、介護予防サービスにしなくてもいいのではないかという気がしました】
次回は、施設のホテルコストの問題、ケアマネジャーの独立性、仕事量の問題、人事育成の問題などについての意見をまとめて紹介します
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