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在宅、施設勤務のいい点・悪い点(5ページ目)

施設勤務と在宅(訪問介護)。働くなら、どちらがいいのでしょう? ここでは、施設勤務、在宅の持つ特徴から、そのメリット、デメリットを考えてみます。

執筆者:宮下 公美子

【24時間3交替+夜勤ありの勤務】
24時間体制の介護を通して、入所者の一日をすべて見られ、状態を把握しやすいというのは、施設勤務の大きなメリット。昼間だけでなく、夜の状態まで見て初めて、その人の全体像を把握できたと言えるかもしれません。

また、先日、小学生の子どもがいる施設勤務の女性に取材した際には、交替制勤務で平日が休みになるため、早くから申請しておけば、子供の学校行事に合わせて休めると言っていました。子育て中の女性にとっても、意外なところにメリットがあるんですね。一対一対応の在宅より、そういう点では融通がきくのだそうです。

ただ、施設勤務は夜勤がどうしても避けられない、というのはデメリットでしょうね。夜勤は、体がついていく人と、どうしても厳しい人がいるようです。入所者の状態によって、仮眠が取れる日もあれば、全く取れない日もあります。

【各施設ごとに介護ポリシーがある】
大人数を複数で介護する施設は、介護の統一性、効率性を考え、どういう介護を提供するか施設ごとにある程度ポリシー、方法論を決めています。介護職はそのポリシーに則って仕事をするわけですが、決まっていることを楽だと考える人にとってはメリットですし、もっと柔軟に対応したいと考える人にとってはデメリットかもしれません。

そういう意味では、施設に勤務する場合は、介護のポリシーが自分と合うかどうかを確かめることが大切ですね。たとえば、時間がかかっても食事は自分で食べられるように介護したいと考えていても、時間通りに食べ終わらせることが大切だというポリシーの施設に入職したのでは、ストレスがたまります。

宮下がこれまでの取材経験から考えた、在宅、施設勤務のメリット、デメリットはこんな感じです。現職のみなさん、どう思われますか? 異論、反論、もちろん共感のご意見も、お待ちしています。これから転職しようと考えている方も、記事の感想、もっとここが知りたいと言うご意見、教えてくださいね!

意見の書き込みはこちらから。お待ちしています!


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