●支援相談員
【仕事】 入所者の受け入れ、入所者の日常的な相談、入所者の家族からの相談にのる。それ以外にも、居宅介護支援事業所や区市町村役所などに挨拶に行き、入所者を紹介してもらうなどの営業的な活動を行う場合もある。
【勤務】 日勤帯(9:00頃~18:00頃)での勤務で、4週8休などのシフト勤務が多い。
【採用】 介護職員同様、支援相談員に介護保険制度上、資格要件はない。しかし実際の求人では、社会福祉主事任用資格 を求める施設が多く、社会福祉士を求める施設も増えている。1施設に1~2人の雇用なので、求人は多くない。
●介護支援専門員(ケアマネジャー)
【仕事】 入所者のケアプラン作成、モニタリング(経過観察)、プランの見直し、入所者の家族への連絡・報告などが主な仕事。といっても老健などの施設では、在宅のケアマネジャーのように、利用者の要望と予算に応じてさまざまな介護サービスを組み合わせるプラン作成が必要なわけではなく、ケアプラン=介護計画に近い。
そもそも老健や特別養護老人ホームのケアマネジャーは、介護保険制度導入時に、制度上、配置されることになった職種。介護保険以前、施設のケアプラン(=介護計画)は介護主任などが作成していたし、家族への連絡や報告は、支援相談員が行っていた。そのため、施設でのケアマネジャーの守備範囲は施設によって異なるし、ケアマネジャー本人の意欲によっても違ってくると言える。
50人から100人近い利用者のアセスメント、ケアプラン作成、各サービス事業者との調整などに駆けずり回る在宅のケアマネジャーに比べると、入所者一人一人とじっくり取り組める職場かもしれない。
【勤務】 支援相談員と同じように、日勤帯(9:00頃~18:00頃)での勤務で、4週8休などのシフト勤務が多い。
【採用】 ケアマネジャー有資格者であることが要件。施設の入所者100人に対して1人の配置なので、1施設1~2人程度の雇用と求人は多くない。
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