600点からの伸びしろ
600点に対する評価は、まずまずです。600点あれば、基礎能力を疑われることはないでしょう。また、英語での仕事をしていないから現状で600点ならば、仕事の経験を積めばもっとスコアは伸びる、そして、成果を出せる能力はありそうだ、という見方ができます。実際のところ、600点以上できれば650点は欲しいですね。
700点のラインで広がるチャンス
次に、目指したいのが700点のラインです。できれば750点が欲しいところ。このラインがあれば、ビジネスでの英語のコミュニケーションもこなせるレベルです。すべてのコンサルタントは、700点ラインを目指して欲しいですね。というのも700点あるかないかで、その後のチャンスが大きく変わるからです。外資系コンサル会社にいれば、昇進すればするほど本社や他国とのやり取りが増えます。本社から重役が来て会議をすれば、当然英語での会話になります。また、コンサルタントの昇進に一定の英語力を課しているファームもあります。マネージャー、シニアマネージャーといったクラスでは、コンサル能力以外にTOEIC点数の条件がある会社もあります。
外資系で「パートナー」と呼ばれるポジションに昇格するには、社内的に英語でのコミュニケーションが不自由なくできることが必要です。
次のページで、日本企業での英語活用事例を紹介します。
