コンサル転職における中小企業診断士の有効性 ~外資コンサル編~

コンサルタントの資格といえば中小企業診断士
中小企業診断士は転職にどのくらい役に立つのでしょうか?
「コンサルタントになりたいから、中小企業診断士の勉強したいです」
「中小企業診断士を取ったので、コンサルに転職したいです」

というのはとてもよく相談されます。果たして本当に中小企業診断士はコンサル転職に役に立つのか。これらの疑問に答える決定版シリーズ、第3回にて、最終回です。

前々回の記事では、中小企業診断士の概要について解説しました。前回の記事では、中小企業診断士というからには中小企業向けコンサルティング会社への転職は有利、とは本当なのか?という視点で解説しました。

最終回の今回は、大企業編と称して、多くのコンサルタント志望者が想像しているような外資系のコンサルタントへの転職に、この資格が生きるかどうか?という点を考えて見ます。

大企業向けコンサルティング会社での有利度

大企業向けと中小企業向けコンサルティングの違いは多くありますが、一番の違いはコンサルタントが提供する知識の性質にあると考えています。

どういうことかを解説する前に、そもそも大企業とは何かを考えてみます。外資のコンサルティング会社が対象としているような大企業というのは、東証一部に上場して従業員が何万人といるような会社です。

そのような会社においては、財務会計・管理会計・人事・調達・製造・在庫管理・・・など、企業の仕組みが一通り出来上がっています。仕組みがなければ、そもそも何万人という従業員が動けるような大企業にはなっていません。その仕組みもベストとはいわないまでも、そこそこに動いているわけです。

すでに仕組みがあるところに、さらに競合他社より競争力をつけたいというニーズでコンサルティングを依頼してくるのが、大企業です。すでに出来ているが、もっと効率的にやらなくてはいけないというのを助ける訳です。

ですから、特定の業務や領域に対して、より深く専門性を持って、最先端のやり方、方法論、ノウハウなどを注入して解決するというのが、基本的な大企業向けコンサルティングの方向性です。