ITと業務は表裏一体
ネット上のモールだから、IT化されているんでしょうと、思うかもしれませんが、今の世の中、企業の基幹業務というのは殆どがITの上にのっているのです。飛行機の予約がITを通さずおこなわれることはないですよね。つまり、企業の経営や仕事のやり方進め方(業務)はすべてITの裏返しなわけです。もしあなたが、楽天のモールの仕組みをデザインしようと思ったら、「必然的」に、商店というのがどういう仕事をしていて、何をしないといけないのか、どういうことができなくてはいけないか?ということを理解していなくてはいけませんよね?つまり実際の商店の仕事理解なしに、IT商店はありえない。
その逆も真です。電子モールの仕組みを理解すれば、商店が何をすべきかの仕事(業務)もわかる。これが、ITと業務は表裏一体という意味です。
必要なIT経験とは?
ITと業務が表裏一体というところまで書きました。ITといってもいろいろあるのですが、コンサルティング会社に入るために必要なのは、前のページで説明したような「業務システム」でのIT経験です。必要なのは、会社を運営するために必要な仕事のためのシステム(これを業務システムといいます)に関するIT経験です。そのようなIT経験をつむことが重要です。できれば、特定の領域で詳しくなることが重要です。たとえば、在庫管理なら全部わかる、とか、財務会計領域ならおよそわかるとか、特定の領域で強い経験があれば、とても強い梃子になります。
オープン系システムが必須
また業務システムであればなんでもいいか?というとそうでもないのです。オフコンや大型コンピューターといったシステムでの仕事ではなく、「オープン系」と呼ばれるシステムでの経験が必要です。長くなったので、次回の記事で、具体的にどのようなIT経験がいいのか、さらに深く考えて見ます。