ITは業務の裏返し
ITというと、ネットワークとかサーバーとか、C言語といった、テクノロジーよりのイメージがあるかもしれません。だから学生のみなさんにはピンとこないのかもしれません。コンサルタントがよく言うITというのは、そういうったコンピューターの中身やプログラミング言語自体を指すようなITとは、ちょっと違います。では、コンサルタントのいうITとはどういうITでしょうか。一言で言うと「業務システム」というものです。これも学生の方にはピンときづらいとおもいます。イメージしにくいのではないかとおもいますので、次のページから、みなさんもおなじみのある楽天などのネットショッピングモールを例にして解説してみます
ネットショップの仕組みは、商店の仕組みである
ネットでものを売ろうとしたら、どういう仕組みが必要でしょうか?すこし考えてみてください。まず、商店で売っているものが一覧になっていないといけません。それを検索できないといけません。商品は、品名のほかに写真や商品説明や価格があります。表示する商品は、在庫があるものでないといけませんし、売れたら在庫を減らさないといけません。商品が売れたら、売り上げをたてて、会計へ計上する仕組みも必要です。また、決済手段によって、資金回収方法も違いますし、いつ売り上げが入金されるかも違います。
商品を売ったら、それを配送しないといけませんから、配送業者への依頼が必要です。顧客単位に状況も把握しないとけません。どの商品がどのくらい売れたか?どの経由でうれたか?といったマーケティング情報も必要になってくるでしょう。
これらの仕組みは、ネットショッピングモールであれば、すべてIT(ネット)の上にのっています。