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転職コンサルタントが語る「転職の現実」Vol.3 選考突破する職務経歴書の書き方(3ページ目)

倍率の高い書類選考にも突破する最強の履歴書・職務経歴書・レジュメとはどんな書類でしょうか?反対に、ひとめで「後回し」の山に積まれてしまう書類とは・・・?人材紹介会社13社に教えていただきました。

執筆者:柏木 梨花

パソナ
パソナグローバル シニアコンサルタント 山本久美子さん

<回答>
パソナグローバル
シニアコンサルタント 山本久美子さん

30秒で強みを伝えられる書類

まず大切なのは「空白期間を作らないこと」
数ヶ月の短期留学や、短期のアルバイトなど、書くほどのことではないと判断されて書かない方もいらっしゃいますが、ぜひ書いてください。職歴と職歴の間が開きすぎていると、選考する側としては、その間何をしていたのか気になります。就職活動をしていたと想像できる期間としては、2~3ヶ月が限度。それ以上の期間がある場合は、特に気をつけてください。
例えば「半年ほどバックパッカーで旅行をしていた」場合でも、何も書かないのではなく、貴重な人生経験としてアピールされるといいと思います。

見た目も大切ですね。企業の人事担当者は、場合によっては何十通という書類に目を通します。だらだらと小説風に書くのではなく、30秒くらいで、経歴の流れがわかって、何が強みなのかイメージできる書類が理想ですね。

それから、海外の資格であまり日本国内で知られていないものについては、それがどういった資格なのか、説明をいれておくといいですね。人事担当者が、全ての資格に精通しているとは限りません。例えば、英語の資格でも、イギリスやオーストラリアの資格をとった場合は、それがTOEICでいうと何点くらいに相当するのか、書いておいたほうが、自分の実力をきちんとわかりやすく伝えられます。

できれば履歴書・職務経歴書は応募企業ごとに作り直すのが理想ですが、時間がなくて以前作成したものを使う場合は、最低限、志望動機が応募企業・職種とミスマッチになっていないか確認をしてください。海外営業事務の募集なのに、「資材調達の仕事を希望」などとなったままでは、それだけで不採用となってしまう可能性もあります。

また、細かいことですが、英文のスペルミスや業績等の数字ミスがないか念入りにチェックしてください。以前作ったものを使う場合は、書類作成日のアップデートも忘れないでください。


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