キュートビューティ　今岡梨恵さん　前編(2ページ目)

チラシを見て、自ら直談判

―（ガイド）ネイルスクール修了後、どのようにプロとして仕事を始められたのですか？

爪は、お客様によって１人１人違うので、その方の爪に合わせて使う技術も変えないといけないんですよ。

今岡さん：最初は、自分のお友だちに練習台になってもらったり、当時住んでいたマンションの一室を借りて、予約制で仕事を受けていました。ある時、マンションにエステサロンの広告チラシが入っていたんです。「これだ！」と思って、そのエステサロンの一角で「ネイルの仕事をやらせてもらえませんか」と直談判に行き、そこで１年ほど経験を積みました。


でもこの仕事は、常に技術を向上させていく必要がありますし、もっと勉強したいと思うようになって、他のネイルサロンでアルバイトとして、２年半ほど勤めました。そこではネイリストのお友達ができた上に情報交換もできて、すごく楽しかったです。それから５年後、自分の中で求めていた技術が理想のレベルに達したので、2004年12月に念願の自分のサロンをオープンしました。

私に求められていること

―（ガイド）2006年から『Mart』の専属モデルになられています。それ以前にも、雑誌には出ていらっしゃったようですが、あらためてモデルの仕事は、いかがですか？

お料理なんてしなさそうに思われることが多いんですけど、こう見えてもお料理好きなんですよ。

今岡さん：雑誌の仕事を始めた頃は、戸惑うことが多かったです。最初は、私に求められてるイメージと自分の考えを、どのようにすり合わせたらいいのかが、わからなくて。でも時間が経つにつれて、だんだんイメージがつかめるようになりました。今考えると、最初は「こういうことがしたい、あんなことがしたい」と自分の希望ばっかり持っていたんですね。でも、与えられたものの中で考えることが大事なんだとわかってきてからは、楽しくなってきました。
―（ガイド）『Mart』のウェブサイトでも、今岡さんのお洋服はどこの？とか、ファンの方からの反響がすごいですよね。ファンの方がたくさん増えてきたということについては、どのようにお感じになっていますか？

今岡さん：最初は、本当に反応がなくてそれにも戸惑いました。でも、何か月か続けていくうちに、だんだん読者の方からの反響が返ってくるようになりました。一生懸命考えてやったら、結果が出てくるものなんですね。読者の皆さんからのメッセージが届くと、やる気が出ますし、ブログをするようになってからは、みなさんの生の声が届くので、「がんばろう！」って思います。


慣れないうちは、「戸惑うことも多かった」と梨恵さん。事務所の方に相談したり、アドバイスを受けたりしながら、少しずつご自分のポジションを理解していかれたそうです。徐々にファンも増えはじめ、こんな激励?!も……。