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来客を応接室に案内……どこが上座? 正しい席次の原則をチェック!

来客を応接室に案内したとき、あなたはどの席を勧めていますか? この席を勧めるよう先輩に教えられたから……ではなく、上座の考え方を知っておけば、会議や宴会などほかの場面にも活かせますよ。ぜひマスターしてみてくださいね。

執筆者:泉 まつお

応接室に来客を案内……上座の考え方を知っておこう!

応接室に来客……上座の考え方とは

応接室に来客……上座の考え方とは

目上の人に敬語を使って敬意を表すように、部屋の中でも座る位置によって相手と自分の上下関係を表すことができます。
しかし、席に上座、下座があることを知っていても、自信を持って「ここが上座」と言えないという人も多いのではないでしょうか。

なぜなら、席順は部屋のつくりや応接セットの置き方などによって変わってくるから。

そこで今回は、席次の原則を調べてみました。
 
<目次>
 

来客の案内は、入口から遠い場所&「ソファ」が原則と覚えて

席次を判断する要素はいくつかありますが、大原則として覚えておきたいのが、「入口から遠いほど上座」ということ。

そして、ソファと肘掛け椅子がある場合は、「ソファ」がお客さま用。

この2つを知っていれば、来客に失礼な案内をする心配はないでしょう。



※?が最上席。続いて、?、?…と順に低くなる。
 

ただし、事務机と応接セットが同じ部屋にあるときは例外

会社によっては、役員室に応接セットがある場合もあるでしょう。
そのときは、「入口から遠いほど上座」という原則に、「事務机から遠いほうが上座」という考え方が加わります。



 

和室の場合は、床の間を背にするのが上座

社内では和室に来客を案内することは少ないかもしれませんが、食事の席などでは和室を利用することもあるでしょう。

和室の場合は、床の間を背にする位置が上座。
床の間がない場合は、応接室と同じように、入口から遠い席がが上座となります。



 

会議室では、議長席を中心に議長に近いほど上席

<コの字型会議室>




<円卓型会議室>



 

車では、誰が運転するかで席順が変わる

<タクシーや運転手付きのクルマの場合>
この場合は、運転席の後ろが最上席。続いて助手席の後ろ→後部座席の真ん中という順になり、助手席が下座となります。

ただし、全員が同じ場所で降りるのではなく、途中で降りる人がいる場合はその順番を確認し、臨機応変に対応するといいでしょう。




<クルマの持ち主が運転する場合>
この場合は、助手席が上座。続いて、運転席の後ろ→助手席の後ろ→後部座席の真ん中という順位になります。



 

列車や飛行機は、進行方向の窓側が上座

乗り物では、進行方向の窓側が上座で、通路側が下座。席が3つ並んでいる場合は、真ん中が下座になります。

しかし、好みもあるので、この席順を踏まえて一言聞いてみてもいいですね。

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