「両立重視」　今ドキ女性のお仕事事情

現在、女性総合支援センター「テンプ・アップ」代表を務め、日夜働く女性、働きたい女性をサポートされている乾美由紀（いぬい　みゆき）さんにお話をうかがってきました。支援センターには、どのような方が相談にいらしているのか、どのような情報を求めているのか、また最近話題になっている派遣という働き方についてのお考えなど、うかがってきました。

妊娠中から、将来のために情報収集

「最近、女性の出産後の仕事に対する考え方に、変化が見え始めています」と語るのは、働いている女性、働きたい女性を支援している乾さん。

ガイド:お仕事相談コーナーには、どのような方が来ていらっしゃいますか？　みなさんは、どのような情報を求めているのでしょうか。

乾さん：相談にいらっしゃる方は、30代前半の若いママが多いですね。妊娠して安定期に入ってすぐの方が、産休を取っても、その後仕事は続けられるのか、どれぐらい休んでも大丈夫なものなのか、そもそも復帰できるのか、休んでいる間に何をしておいたらいいのかなど、情報収集した上で安心して産休に入りたいと思っている方が多いようですね。

次に多いのが28～29歳ぐらいの方たちでしょうか。ちょうど30歳を目の前に結婚するのか、これからずっと仕事をしていくのかについて、考える年齢です。転職するのであれば、20代のうちにするべきかと、30歳になる前に悩む方が多いようですね。次の波は35歳です（笑）。

最近は、相談や登録に来る女性たちに少し変化があるようです。＞次ページへ