実はコレ、「話題の仕事に就く」でガイドをさせていただくときに抱いていた、私の素朴な疑問です。最近、女性向けのビジネス誌などでも、「○○な女性は仕事ができる!」「愛される女性になる法則」(*タイトルは一例です)など、いろいろな特集が組まれていますね。そういった記事を読んでも、なぜか私自身、ピンとこなかったのです。ですが、2005年夏からガイドをさせていただいて、のべ20人の女性にお話を伺っていくうちに、輝いている女性は、みなさん、驚くほど同じような内容(気持ち)を語られることに気づきました。それは、どれも特に難しいことではなく、ちょっとした心も持ち方、考え方ばかり。そこで、2005年最後の記事は、「20人の女性が語った、輝く秘訣」をお届けいたします。新しい年、新しい明日が今以上に輝くように、ご覧いただいているみなさんご自身のヒントを見つけてくださいね。
「チャンスは様々なところに転がっていますので、『自分がどうなりたいか』が大切です。」 キャリアカウンセラー・研修講師 内藤友子さん。自分と向き合うからこそ夢をつかめることを教えてくださいました。 |
イメージできたことは実現できる
初回に登場いただいた カフェオーナーの花房美香さん。インタビューでは「この言葉、絶対に忘れたくない!」と思う名言を、記事に収まりきらないほど、たくさん語ってくださいました。その中でも一番印象的だったのが、この「イメージできたことは実現できる」の一言。きっと、花房さんのこれまでの道のりは「必ずできる。必ずこうなる。」と強く心に念じ、その想いを一つ一つ実現されてきたのでしょう。これは、 英語学習カウンセラー・英語講師(フリー)の青木ゆきこさんがおっしゃっていた「漠然とおもっていても仕事にならない」と通じるところがありますね。「理由なき信頼」という言葉があります。これは、相手のことを無条件に信頼する、という意味。この「理由なき信頼」を、相手に対してではなく、自分自身に向け、自分を信じてあげる。「できる」と思い、疑わないこと。前に進んでいく夢を、心の中で明確にイメージすること。テクニックや知識ではなく、精神論的発想ですが、ビジネスを成功させるためには、なくてはならない要素ではないかと思います。あなたは今、ご自身が思い描く未来像をリアルに心へ描けますか?
資格をとったからプロとして仕事ができるのではありません
お話を伺いしてきた20人の女性は、それぞれのお仕事に必要な資格を取得されている方も、多数いらっしゃいました。ですが、みなさんに共通していたのは、「やりたいことがあったから、それを実現されるために資格を取得した」という流れ。 色彩プロデューサーの関口智恵さんは、以前の記事で、こうおっしゃっていました。「カラーに関する資格をとったからプロとして仕事ができるのではありません。カラーの知識と、それをビジネスにしていけるかどうかは、全く違う能力です。」資格を取得することがNGだ、と言っているのではありません。自分の気持ちの中で、わくわくする仕事、情熱を持って取り組める仕事を、きちんと見定めること。「自分の好きなことは、何なのか?」について、自分自身と向き合い答えを出すこと。資格を取得するのは、それからでも十分間に合います。「そんなこと、今さら言われなくても分かっています」という声が聞こえてきそうですね。(笑) ですが、人間、気持ちが焦ったり、心が弱くなると、目に見えるものに頼りたくなるときもあるのです。そんなとき、自分と向き合うには、1人の時間が必要。お風呂に入っているとき? 出勤途中? 就寝前? 一人旅? まずは、上手に1人時間を捻出して、ウソ偽りない自分の気持ちを確かめてみて!
しっかりあたため、決めたらダッシュ
意外と多かったのが、「コレをやる」と決めてから、半年~1年で手に職をつけ(または資格を取り)転職した女性。美容師から保育士への転職を決めてから、4ヵ月後には国家試験に合格をして 保育士になった大槻鮎子さん。同じく、思い立ってから数ヶ月でファイナンシャルプランナーの資格(AFP資格)を取得した 広瀬美貴子さん。エステシャンで独立すると決めてから、たった3ヶ月でご自身のサロンをオープンさせた エステティシャンの秋山祐佳里さん。みなさん、寝る間も惜しんで勉強をしたり、準備をしたり、ある期間に集中をして転機を迎えていらっしゃいます。その反面、そこに至るまでには、エステシャンの秋山 祐佳里さんが10年以上、自分の気持ちを確かめ続けたように、みなさん、不安が完全に払拭されるまで、一歩も踏み出さないという堅実な一面も。基準となっているのは、「自分が本当に納得のいく方法で。今だ!というタイミングで。」そして、「最後は、自分にウソはつかないこと」だと思います。あなたは今、自分の想いを聞き逃さないように、耳を傾けていますか?
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