【英語学習カウンセラー・英語講師(フリー)】青木ゆきこさん 英語講師歴10年。教えた生徒は1000人以上。20点台の生徒を短期間で90点台に伸ばすなど実績も多数。
話 題 度  ★★☆☆☆
難 易 度  ★★★★☆
かかる費用 ★★★☆☆

「英語が大好き。仕事にしたい!でも、なにから始めたらいいの?」そんな疑問にズバリ答えてくださったのは、英語学習カウンセラー・英語講師の青木ゆきこさん。仕事をしながら英語をスキルアップさせる方法や、将来性など、青木さんの経験を元に、幅広く話してくださいました。“英語を仕事にするために欠かせないこと”とは一体何でしょう?

スタートライン ~必要な知識レベル~

「英語を使う仕事」は、今私が取り組んでいる「英語を教える仕事」や「翻訳」「通訳」などに分かれます。私の経験からのお話になりますが、プロとして英語を使った仕事をする場合に、はじめの段階として取り組みやすいのは「英語を教える」仕事ではないかと思います。もちろん「英語を教える仕事」は、自分の英語力以外にも、生徒の英語力をいかにアップさせるか、という別の視点での知識や努力が必要です。ただ、比較的はじめやすい「教える」仕事からはじめて、少しずつ力をつけていくのも良いのではないでしょうか

別の仕事を続けながら英語力を磨きたいのであれば、仕事が休みの日にできる各地方公共団体で医療通訳のボランティアもおすすめです。そのような場を何度も経験すると、英語力もついてくると思います。ボランティアの募集は、インターネット上や各都道府県や市町村の行政が発行している新聞に載っていることがあります。そういったボランティの採用されるポイントは、「ボランティアをしたい」という気持ちを重視されるケースも多いようです。

英語講師やボランティアの仕事に就くための英語レベルは、いつTOEIC を受けても安定して600点以上、英検2級。まずはここまで知識を引き上げることは、必須条件ですね。参考までに、「翻訳・通訳」は、最低でもTOEIC 850点、英検では準1級は必要になってくると思います。

青木さんイチオシの勉強法方は? ~英語勉強のポイント~

英語力アップのために勉強をつづけてレベルがあがってくると、最初の段階で壁となるのが「単語力」です。私が、その壁を乗り越えるためにやってきた勉強法のなかで成果があがったのは「耳から入れて覚えていく」方法。英単語が流れてくるCDを繰り返し聴くことで、単語力をふくめ、英語力が爆発的に伸びました。使っていた本は、「TOEICの英単語〈2〉こうすれば速く覚えられる!」 です。ヒアリングの勉強法としては一般的によく知られている「シャドーイング」がおすすめです。CDから流れてくる英語の文章を、声にだして、2~3語遅らせ、同じスピードで追う方法。これも、とても成果がありました。使っていた教材は、「TOEIC TEST実戦トレーニング 」 です。

勉強法としては、英会話スクールに行くのも、ひとつの方法だとは思います。ですが、大切なのは、英会話スクールに行こうと決めるときの「動機」と、あとの着地地点。そのイメージがないと、スクールへいっても、自分で勉強をしても、成果はあまり変わらないのではないかと思います。もし英会話スクールに通うのであれば、「なぜ通いたいのか」「どのレベルまで何ができるようになりたいのか」「期間はいつまで通うのか」最低限この3つはよく考えた上で通うかどうか決めると、成果は変わってくるのではないかと思います。

英語の勉強法は数多くありますが、絶対に○○が一番効果的!という方法はありません。成果がでるにはそれぞれ個人差があります。地道にいろいろと試してみることが大切ですね。

「仕事」にするか「生涯学習」か ~一度立ち止まろう~

英語を使う仕事は、“伝える”ことが仕事です。教える仕事でも通訳でも翻訳でも、書かれていることを読み取り、考えて、理解した上で、明確に伝えなければなりません。どれぐらいわかりやすく伝えるかが大切なポイントです。わかりやすく伝えるためには「英語が好き」でないと、相手には伝わりにくいものなのです。ですから、もしも「英語を教える仕事」に就かれたなら、将来のために必ず取り組んでほしいな、と思うことが1つあります。それは、仕事をはじめて2ヶ月ほどすぎたころ、自分自身に「やっていて、楽しい?」と、問いかけてみることです。

もしかしたら、「思っていたほど好きじゃない」と感じるかもしれません。その場合は、英語は、仕事ではなく自分の生涯学習としてとりいれる、という選択肢もあります。それでも「やっぱり、英語が好き」と思えたら、そこからまたがんばって英語力を伸ばす勉強をしていけばいい。もしも英語を教える仕事から、通訳や翻訳を目指されるのであれば、英語を教える仕事をしながら1年みっちり勉強をして、さらに1年でスキルアップをはかる。スキルアップのためにとる時間の量や、能力の個人差もありますが、最低限2年~3年はがんばる必要があります。

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