人脈とチャンスを運ぶ ~ビジネス編~
ビジネス関係で出すお礼状は、「自分を知ってもらうためのツール」 |
たとえば、異業種交流会ではじめてお会いした方と名刺交換をしたあとに、あなたは何かアクションを起こしていますか? 新しい出会いを次へとつなげていくために活躍してくれるツールが「お礼状」なのです。
1ページ目でご紹介したように一般的に、社内恋愛が多いのは、接する回数が多ければ多いほど、人間は相手に対して興味を抱くという習性があるためといわれています。相手のことを知れば知るほど、もっともっと知りたくなり、好きになる。人間だけがもつ「本能」なのかもしれませんね。定期的にお礼状を送ることで、お礼状を受け取る人にあなたの存在を思い出させ、あなた自身に対して親近感を持ってもらうこともできるのです。
お礼状は手書きが望ましいですが、ビジネスで送る場合、送付する数も多くなるため、すべてを手書きにするには難しいケースも。そこで、おすすめするのがサンキューカードの活用です。
私がいつも使用しているカードは、ユニセフのポストカード。宛名の裏面に、Thank you と印字されており、数行直筆でコメントを書き込むスペースがあります。そこに1行でも2行でも、相手に会ったオリジナルのコメントを書けばOK。宛名を書いても、5分もあれば出来上がります。
ビジネスでお客様へお礼状を送るタイミングは、はじめてお会いしたとき、資料請求をしてもらったとき、季節のごあいさつなど、探せばたくさんあります。タイミングよくお礼状を送れるように、常にThank youカードを手帳に挟んでおくなど、すばやくお礼状を送る工夫してみましょう。
たった1枚・たった5分ですむお礼状。ですが、そこから生まれる人とのつながりは、多くのものを運んできてくれます。用件は何でもメールで済ますことができる時代だからこそ、お礼状は大きな可能性を秘めています。お礼状のパワーを味方につけて、プライベートもビジネスも、豊かにコーディネートしていきましょう。