女性の転職/女性の転職・再就職成功事例

私が出会ったステキな女性 vol.6 事務から居酒屋若女将へ 文さん(2ページ目)

やりたいことが見つからないまま大学を卒業し、コンパニオンや事務の仕事をしてきた大塚 文さん(31歳)が見つけた天職は、居酒屋の若女将。様々な仕事を経験して彼女が見つけたのは、「自然な自分」でした。

執筆者:泉 まつお

2. アルバイトで見つけた「ちょっと憧れる仕事」は料亭の女将

――卒業後はどうしてました?
「1年ほどアルバイトをしてました」

――どんなアルバイトを?
「いろいろやりましたが、イベントコンパニオンなど、人と接する仕事が多かったですね」

――そこで接客業の面白さを知った?
「というか、そこで、初めてちょっとした憧れみたいなものを感じる仕事と出会ったんです」

――それは何?
「料亭の女将です。コンパニオンとして料亭に出入りしたことがあるんですが、そこで女将の仕事を見て、なんとなく憧れたというか…。私は、やりたいことは見つかっていなかったものの、ずっと仕事はしたいなと思っていて、50代になっても生き生きと働ける女将っていいなって思ったんです」

――でも、その後、事務職に就いたんですよね?
「コンパニオンの仕事は楽しかったけれど、ずっとやる仕事でもないなとも思っていたし、それに、正社員になってほしいという親のプレッシャーが強くて(笑)。アルバイト先で友達になった子の紹介で、絵画を扱う会社に一般事務として就職しました」

――事務の仕事はどうでした?
「苦痛!(笑)。電話を取ったり、伝票を整理したりという仕事だったんですが、とにかく暇で。仕事もないのに、お客さんがいるとお茶を出すためだけに夜の9時、10時まで会社にいないといけなかったり。暇で、楽でお金がもらえるんだからいい仕事だと思う人もいるかもしれませんが、私とっては、暇なのは苦痛なだけでした」

アルバイトで憧れの仕事を見つけたものの、そこに向かって突き進むまでのパワーは生まれず、親の希望もあって事務職に就いた文さんは、そこで「暇な毎日は自分に向かない」ということに気づきます。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます