女性の転職/女性の転職・再就職成功事例

私が出会ったステキな女性 vol.6 事務から居酒屋若女将へ 文さん(3ページ目)

やりたいことが見つからないまま大学を卒業し、コンパニオンや事務の仕事をしてきた大塚 文さん(31歳)が見つけた天職は、居酒屋の若女将。様々な仕事を経験して彼女が見つけたのは、「自然な自分」でした。

執筆者:泉 まつお

3. 仕事が楽しいとは思えない。でも、そんなもの?

――結局、事務の仕事はどれくらいやったんですか?
「正社員としては3年です。本当はすぐに辞めたかったんですが、まわりがいい人ばかりだったので、我慢して続けました。でも、3年が限界でしたね。そんなときに、会社自体も倒産してしまったんです」

――じゃあ、その後は、もう暇な仕事は嫌という感じ?
「そうなんですけど、やりたいことがあるわけじゃないし、という感じでした。で、ハローワークに勤めていた友だちが紹介してくれたアルバイトをしました。官公庁での事務の仕事です」

――とりあえず、アルバイトを。
「そうですね。これは本当にお手伝いという仕事でやりがいを感じられるものではありませんでしたが、その前の事務の仕事もそうだったので、そのときは、仕事ってこんなものかなって思ってましたね」

――ところが、その後、今の仕事に出合って仕事観が変わった、と。
「そうなんです」

――きっかけはなんだったんですか?
「実は、その頃からお付き合いするようになった彼が、お父さんと一緒に『はりこや』を切り盛りしていて、空いている土日だけでいいから自分の店を手伝ってくれないか?って言われたんです。それで、官公庁でのアルバイトと掛け持ちで働き始めました」

もともと、コンパニオンのアルバイトで人と接することの楽しさを感じていた文さんは、軽い気持ちで彼の申し出を受け入れたのですが、ここで彼女は大きな発見をします。それは、「ひょっとしたら、仕事っておもしろいものなのかもしれない」ということ。今までの仕事と何が違ったのでしょうか。
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