治安の悪いところに近づかない…だけでは身を守れない！そして日本人が知っておくべき事実とは？
アメリカは治安の良いところは比較的安全とされ、夜は一人で出歩かない、危ないところに近づかないなどを守れば大丈夫、などと言われている。しかし今回のバージニア工科大学銃乱射事件の場合、安全とされる大学寮やキャンパス内で、早朝から、同大学の学生が起こした事件だった。そう、今までの危険回避の常識が全く通用しない事件だった。またカリフォルニア州立大学の学生による発砲事件も、顔見知り同士のケンカに銃が使われたものだった。
アメリカでは銃規制についての論議も進められているが、それよりも「撃たれる前に撃て」と銃を大学内にも持ち込めるよう検討し始めるところも出てきているという。
私たち日本人が知らなければならないこと、それはアメリカでは銃が法律で認められており、一家に一丁とまでは言わなくても、一般の人が簡単に買えるほど身近だ、という事実。「そんなの知ってる」と思うかもしれないが、それはつまり、普段の生活の中で銃が使われる可能性が高く、銃の犠牲になるかもしれないことを示唆している。この事実を心底実感している日本人は少ない。
今回のように大学内で乱射されてしまえば、なすすべもない。安全に生活するためにはどうしたらいい？とアメリカ人の友人に聞いたところ、次のような答えが返ってきた。
「幸運を祈ること」
確かに…。殺傷能力の高い銃が出回る社会で、人間が出来ることはこれ以外ないかもしれない。
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