例年12万人が訪れる東京農業大学収穫祭。テーマは『農を咲かそう』
数ある学園祭企画の中でもユニークなのがここ、東京農業大学(神奈川県厚木市)の『収穫祭』。地域コミュニティーの発展を目指す地域密着型がテーマという東京農業大学収穫祭は、例年12万人もの人が訪れるというからスゴイ。
芸能人や著名人を迎えず、学生と教職員による100%手作り企画、しかも農大ならではの特色ある内容がどうやら人気の秘密のようです。
来場者の方々に収穫の喜びと楽しさを体験してもらおうと、東京農大だから出来る参加体験型企画が盛りだくさんなんです!
土とたわむれる~サツマイモ収穫体験~
昨年から始まったといういも園のサツマイモ収穫体験では、べにあずま、たいはく、おきなわむらさきなど色とりどりの珍しいサツマイモ掘りが体験できます。お金さえ出せば簡単にきれいな野菜が買える現代、土の中で育ったサツマイモを実際に自分の手で掘ってみることにより、あらためて野菜の価値を知るイイ機会になるでしょう。子供用スペースも用意されていますので、ぜひ親子で参加してみてはいかがですか?直に土に触れるのって、案外気持ちのいいものですよ。
(無料、整理券必要。詳細はここをクリック)
ダチョウの焼き鳥が食べられる学園祭はココだけ?
日本全国探しても、多分ここでしか経験できないであろう模擬店企画。例えば家畜学研究室のダチョウの焼き鳥なんて、いかがでしょうか。「ダチョウって食べてもいいの?」「味は?」「調理法は?」など、興味はつきません。話のタネにどうですか?また、ホロホロチョウの卵の販売にもワクワク。「どんな色なんだろう?」「大きさは?」「味は?」想像は尽きません。
さらに植物資源研究室ではバナナ料理を提供。え~、お菓子ならわかるけど、バナナ料理って何?バナナって、料理に使えるの?まさかステーキとか?
もし試してみた方、いらっしゃいましたら体験談をぜひお寄せ下さい!
その他、農大の厚木農場で収穫した農産物『サツマイモ・ジャガイモなど(植物資源研究室)』や、『インビトロプランツ(園芸バイテク研究室)』などの販売も行われます。
公開無料講座でマメ知識をゲット!
メインの公開講座は2つ。『癒しの園芸 -私達の手でアメニティ社会を創ろう-』では農学科 宮田正信教授が園芸活動によるアメニティ社会作りの事例を紹介し、それらの活動に必用な感性と技能について解説します。
『モンゴル大草原の世界 -遊牧民の草原利用と家畜生産のしくみ-』では、畜産学科大谷 忠教授が モンゴルの農業の現状と問題点について解説します。
また、ステージ企画では、プチ講座として、家庭で簡単に出来る園芸を紹介する『くらしの園芸』や、牛乳について知る『牛乳の秘密』も予定されています。
さらに東京農業大学世田谷キャンパスでも同様に無料公開講座が予定されています。
応用生物科学部栄養化学科の荒井綜一教授による『食と健康のゲノミクス』、短期大学部醸造学科 舘 博教授による『たかが醤油されど醤油』の2つ。また、「食料・環境・健康・資源エネルギー」をテーマにした特別展も予定されています。
【東京農業大学(収穫祭)公式ホームページ】
↓お出かけ前には必ずチェック!
世田谷キャンパス
厚木キャンパス
学校の特色を生かした学園祭
芸能人ライブや著名人の講演など、似たような企画ばかりで大学の特色がなかなか見えない学園祭が多い中、この東京農業大学は専門知識や設備などの特色を最大限に生かしていて、非常に好感がもてました。どの企画も東京農大ならではと感じられるのがいいですね。【学園祭検索】
・Yahoo! Japan秋の学園祭特集2003
・学園祭に行こう!2003
【関連記事】
・行ってきました学園祭2002!元社会人の現役看護学部生にインタビュー!
・1日医学生体験や無料講演会はいかが?学園祭2002
・大学の公開講座
【投稿募集】各地学園祭に行かれた方、社会人学生として学園祭に参加された方など、体験談やみどころなどをお寄せください!