英語力不問!日本語で学ぶMBA
MBAと言えば、当然英語力も必須と思われがちですが、それは過去の話。英国ウェールズ大学大学院のMBAプログラムでは、講義、ディスカッション、レポート、修士論文は全て日本語で行われます。プログラムディレクターの喜多氏は「英語が出来る出来ないは、根本的には関係ない」と語ります。
「英語が出来る人イコール仕事が出来るわけじゃないですよね。私は長く外資で仕事をしてきましたが、結局英語がうまいだけじゃダメ。仕事が出来る人だけが勝ち残るんです。」「このMBAプログラムは、日本語で行うことで、内容を深く理解し、実践能力を確実に修得するために効果的だと判断しました。」
学士号を持っていなくても入学申請可
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士号(MBA)プログラム(修業期間2年、最長5年まで在学可)では、入学資格として、下記を挙げています。【入学資格ホームページより抜粋】
原則として下記の1および2を満たし、かつウェールズ大学による入学審査に合格した者。 1.入学時点での年齢が25歳以上の方 2.3年以上の実社会経験をお持ちの方 ※学士号を有さない方でも、実務経験による審査で入学が可能です。 詳しくは事務局にお問い合わせください。 |
プログラムディレクターの喜多氏によると、4年制大学卒業者でなくても個別審査で許可されれば入学可能とのこと。高卒者、専門学校卒業者でも、大学を飛び越してのMBA取得が夢ではありません。
第一次書類審査では、推薦状などを含んだ申請書類をもとに、志望者の学歴、実務経験および志望動機を総合的に判定し、ウェールズ大学による受入を事前に審査されます。研究計画書の提出は要求されていませんが、申請書類の志望動機欄に研究計画を記載したり、別紙を添付してもいいそうです。
第2次は、日本語による面接です。喜多氏は「人物重視」「個性的で成熟している人が欲しい」と言い、さらに、
「自分はこの大学院に何で貢献できるか」を考えて欲しいと続けます。
つまり学士がなくても面接で自分のキャリアと人間性をアピールできれば、受け入れられる可能性は大と言えそうです。
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