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小論文対策(3) 小論文上達のコツ(実践編)

対策を練った人とそうでない人では、合否を分けるほど、差が出るという小論文。今からすぐ実践できる小論文上達のコツを伝授。

西島 美保

執筆者:西島 美保

社会人の学びガイド

小論文対策をした人、しなかった人の差が歴然!

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新聞をうまく利用して小論文対策
高校生が大学受験時に、一度も練習をしないで小論文を書くと、偏差値30くらいだと言われている。しかし少し勉強すれば偏差値50程度に、さらに一年間しっかり勉強すれば偏差値60~70くらいになるそうだ。

短期間でこれほど偏差値が変わるとは驚きだ。つまり、小論文対策をしっかり行った人とそうでない人では、雲泥の差があるわけだ。社会人入試の場合、小論文と面接が課されることが多く、この2つの対策をしっかりしておくかどうか、が合否を分けることになるとも言えるだろう。今回は小論文上達のための方法を紹介していこう。


新聞を読め!

新聞を読むこと。これはどの小論文指導塾でも推奨している小論文上達のコツだ。特に小論文では社会問題をテーマにしたものが多く出題されるため、社会問題を広範囲に渡って知るためには、新聞が最適だ。また新聞には様々な人たちの意見が論文の形で掲載されており、小論文の手本としても使える。これらの記事を日頃から数多く読み、自分だったらどのように論理展開するか、実際に書いて練習してみることをおすすめする。


●朝日新聞からの出題が第1位
大学入試において「新聞からの出題」と言えば、朝日新聞が知られている。2005年度の大学入試では、朝日新聞の記事を引用した出題が、社会人入試も含め253大学で、他の新聞と比べて統計で1位だったそうだ。ちなみに2006年度は全270大学の入試で引用されたそう。

【2005年度の出題傾向分析(朝日新聞調べ)】
(朝日新聞のどのページから引用されたかを調べたランキング)
1位:文化面
2位:オピニオン(私の視点、声)
3位:社説
4位:天声人語
5位:総合

なお、ASA菊名ホームページによると、5月から10月までに掲載された記事からの引用が多いと言う。理由は、「入試問題の作成者が問題作成にとりかかる時期と重なります。この時期の新聞記事は問題作成者の目にとまりやすく、出題率が高くなっています。(ASA菊名ホームページより)」なのだそうだ。

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