17年間の専業主婦生活から突然大学生に!キーワードは”Keep Mind Active!”
Helen Dana(47歳)
高校卒業後、「医療器具を扱ってみたかった」という彼女は看護学校へ。学生時代に今の夫と知り合い学生結婚。看護婦として2年間働いた後、長男を妊娠、仕事を辞め家庭に入る。その後さらに二人の子供に恵まれ、17年間専業主婦を経て、昨年一念発起して息子と同じ大学の聴講生に。
(インタビューは英語で行われ、後に日本語に翻訳、編集しました。)
なぜ大学に行こうと思ったのですか?
17年間、専業主婦としてずっと子育てに追われてきました。そして今、子供達が成長し、一番下の子も大学生になりました。自由になる時間が増え、大学に楽しそうに通う子供達を見ていたら、自分も大学で勉強したい、と思うようになったんです。また夫も私が大学で勉強することを進めてくれました。
現在、聴講と言う形で学んでいるのはなぜですか?
今は化学を勉強しています。「なぜ聴講で?」と聞かれれば、別に単位を取る必要はないし、純粋に学問を楽しみたかったから、かな。それに化学は『人生において知っておくべき』だと思ったから。
受験準備で大変だったことは?
1972年に高校を卒業したのですが、その当時の成績証明書を準備するのがとっても大変でした。だって、30年も前、しかもここから飛行機で数時間かかる場所まで直接行かなければならなかったんですもの。
学費は夫が支払ってくれるということだったし、幸い私の住む地域には、州民向けの教育システムがあり、税金を払っている州民なら誰でも州内の大学で格安(ある年齢以上だと無料)で勉強することが出来るの。だから学費の心配をしなくて済んだのが良かったですね。
大学での勉強に関して、家族や周りの人の反応は?
誰もが応援し、勇気付けてくれました。
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