マンション購入術/マンション購入関連情報

3つのPでマンションを比較検討

低金利・ローン控除減税等の住宅政策下、マンション購入の検討をしているユーザーにとっては、絶好のチャンス到来といえるだろう。

執筆者:吉山 日出樹



新築マンション市場は春のオンシーズン真っ只中で、毎週各エリアでの新規販売が行われており、各デベロッパーが凌ぎを削り、自慢の設備・仕様・プランを携えて販売を行っている。
進化著しいマンションはユーザーの購入意欲を刺激し、低金利、住宅政策等も相まって活況を呈している。
新規マンションの選択肢が多いがために、ユーザーは最終的な判断をするのが非常に困難な状態にあるかと思う。

そのような時にどうやって検討しているマンションの比較をしていけば良いのかを3つの「P」を基準にお伝えしよう。


3つの「P」とは、「Price(価格)」・「Place(立地)」・「Plan(間取り・設備・仕様・構造)」のことである。


まず一つ目の「Price(価格)」は通常坪単価(3.3?当りの単価)で比較します。坪単価が高いか、安いか、或いは相場並かを比較してみよう。できればこの際、なぜ高いのか、安いのかを考えてみる。高くても、それ相応の機能、グレードなどが付加されていれば、価格の妥当性はあると言えるだろう。安かろう、悪かろうでは話にならないので「価格の妥当性」にこだわりをもって比較してみるといい。


二つ目の「Place(立地)」は最寄駅からのアクセス、周辺環境での比較となる。最寄駅からのアクセスは、駅からの所要分数、坂道なのか平坦道なのか、車の通りが多いか等のほか、その沿線の乗り継ぎ利用度がある。
周辺環境とは、買い物施設が近くにあるか、小学校・中学校等教育施設が近いか、公園が近いか等の生活をしていくための利便性、快適性の比較となります。自分のライフスタイル、家族構成で優先ポイントが違ってくるが、あくまで自分で何を重視するかを明確にしたうえで比較する必要がある。


三つ目の「Plan(間取り・設備・仕様・構造)」には間取りの使い勝手や機能性、収納スペース、開口部の向き等がある。また進化著しいマンション設備では、床暖房、ディスポーザー(生ゴミ処理機)、インターネット常時接続等、様々なものが備わってきている。自分に必要な設備は何なのかを明確にした上で判断しよう。仕様・構造も壁・床の厚さ、天井の高さ、工法の違いによる専有スペースの有効利用度等々、多岐に渡るがしっかりと確認しておこう。


以上3つのPを比較した上で、最後に管理面での確認をしよう。「マンションの価値は管理で決まる」と言われて久しいですが、最近になり、特にこの管理面に対する各デベロッパーの対応の差が顕著になってきているので、比較の際の判断材料としたい。


ぜひ満足のいくマンションを購入してください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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