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「洞爺湖」はなぜサミットの地に選ばれた?(3ページ目)

7月7日、いよいよ洞爺湖サミットが開催! G8のほか中国ら新興国も加わり、温暖化対策などが話し合われます。ところで、洞爺湖はなぜ今回、サミット開催地に選ばれた? 一番気になるところを探ってみると……

執筆者:志田 玲子

洞爺湖は「美しい国」のイメージにぴったり!

画像の代替テキスト
サミット開催で見込まれる経済効果はざっと379億円! 知名度アップは、果たして観光収入増に結びつくか?
外務省によれば、サミット開催地の決定にあたり、まず同省、警察庁などからなる政府調査団が、誘致を希望する自治体の現地調査を実施。その上で、当時の安倍首相が以下の4点を考慮し、洞爺湖に決めました(2007年4月)。

■「美しい国日本」のイメージに合致する
■サミットのテーマが環境となる見込みである
■警備体制を組む上で、地域への影響が少ない
■北海道には、世界に誇れる美しい自然がある

環境問題がテーマに据えられる以上、美しい自然に恵まれ、しかも警備上の障害も少ない洞爺湖は、まさに最適の地!というわけですね。ついでに、自著「美しい国へ」の宣伝効果も期待していた?

並みいるライバルを、キーワード「自然環境」で撃破!

では、上記で洞爺湖と誘致をせり合った自治体はどこ?
■京都府及び大阪府
■横浜市
■岡山県及び香川県
■北海道

北は北海道から関東、関西、中国、四国まで、日本列島津々浦々の面々が、こぞって「我こそは!」と名乗りを上げたわけですね。最終的に洞爺湖が選ばれたのは、やはり昨今のキーワード=自然環境が勝因になった模様……。俗に「災いを転じて福となす」と言いますが、温暖化問題という人類にとっての「災い」が、洞爺湖にとっては思わぬ「福」に転じたと言えそうです。

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