
2026年4月11日に終了したコインオークション、第127回入札誌「銀座」で二千円札が26万7950円で落札されました。実に額面の約130倍、なぜこのような高額で落札されたのでしょうか。
二千円札が26万円に
2024年に新紙幣が発行されてから、旧紙幣の流通量が徐々に減少しています。いずれすべて新紙幣に置き換わる可能性もあります。その移行期だからこそ、注目したいのが旧紙幣です。古くなればなるほど、額面金額は同じでも、“エラー紙幣”などの特徴がある紙幣は価格が上昇する可能性があるからです。
今回はそんな旧紙幣の1つである「二千円札」を取り上げます。2026年4月11日に終了した第127回入札誌「銀座」では、二千円札が23万円(手数料込みで26万7950円)で落札されました。実はこの落札された二千円札には、とあるエラーがあるのです。一体どんな二千円札なのでしょうか?
記号に注目

今回落札された二千円札は、実は左上部分にある記号と、右下部分にある記号が異なっています。左上部分では「J729287Z」とあります。これに対して、右下部分では「L729287Z」となっています。本来は同じ記号であるはずですが、JとLで異なっており、何らかのミスにより印刷されたものと思われます。
この記号違いエラーは、1枚だけが存在するというわけではありません。なぜなら筆者も過去にオークションで落札し、1枚所有しているためです。意外に現存数は多いのかもしれません。ただし、さすがに発行されてから年数が経過しているため、オークションなどは別として、ATMなどで出回ることはないことでしょう。
落札価格は上昇傾向にある
今回の二千円札の記号違いエラーは、以前であれば10万円以下で購入できる時期もありました。しかし今回の落札価格のように、今や20万円を超えており、徐々に価格が上がってきているように感じます。
古い紙幣ほど流通機会が減り出回らなくなる傾向にあります。所有している人が売らずに保管しているケースも多く、売買の機会が減っていることも理由かもしれません。
今後も珍品といえる紙幣は、価格が上昇していく可能性が大いにあります。まだ見ることのできる旧紙幣の中で、エラーやゾロ目(記番号の番号部分がすべて同じ数字のもの)などのお宝がないか、今一度探してみるといいかもしれませんね。







