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ヘッジファンドなど投機マネーの大量流入で、穀物相場は上がりっ放し!
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途上国で暴動が相次ぐなど、食糧高騰が世界的な危機を招いています。一方、自給率が低い日本にとっても、食糧危機は深刻な問題。そこで、国内の自給率事情は? 輸入がストップしたら、私たちの食生活はどうなる?

【CONTENTS】
■1ページ…… 食糧危機に揺れる世界を「食糧サミット」が救う?
■2ページ…… 食料自給率とは? 日本の自給率の実態は?
■3ページ…… 輸入ストップで、私たちの食卓はどう変わる?

食糧高騰が発展途上国を直撃!

小麦、トウモロコシ、大豆……。穀物価格が世界的な高騰を続ける中、アフリカでは食糧暴動が相次いでいます。カメルーンでは2月、食糧(※)と燃料の値上がりを端緒に暴動が起き、少なくとも7人が死亡。コートジボワールでは3月末、牛肉の値上げをきっかけに群衆と警官隊が衝突し、十数人が負傷。パンの価格が高騰したエジプトの4月暴動では、90人以上が死傷! このほか、アジアのフィリピンや中南米のハイチなどでも、食糧価格の高騰に対する国民の不満が、爆発しています。
※ 基本的に食べ物=食料を意味するが、米や麦などの主食を指す場合もある。

「食糧サミット」で、日本は存在感を示せる?

こうした食糧パニックに危機感をつのらせた国連は、6月3日から「食糧サミット」を開催。飢えに苦しむ途上国への援助や、穀物高騰の一因とされるバイオ燃料(※)生産の見直しなどが協議されます。もちろん、日本の福田首相も出席し、総額1.5億ドル=約150億円に上る途上国支援を表明する予定。一方、国内では、木くずに稲わらと食料でないものからバイオ燃料をつくる技術開発が進められています。「バイオ燃料悪玉論」が渦巻く中、晴れの国際舞台で国内の画期的技術をPRできる?
※ トウモロコシやサトウキビなどの植物原料からつくる燃料。地球温暖化防止の切り札として注目を浴びている。よく耳にするバイオエタノールも、バイオ燃料の一種。

このように、食糧危機が「今そこにある危機」の様相を強める中、気になるのが日本の食料自給率の問題。先進国の中でも驚異的に低いその実態を探ってみると…… → 次のページへ